訪問日 平成29年 8月29日
今回訪問したのは、江南市小折町八竜114にある「桜雲山常観寺」。
寺院西側の様子。
交通の便の関係から、恐らくこちら側からの参詣者が多いのだろう。
本来の「参道」入口は、寺院の南側にある。
長い「参道」。
「参道」途中にある御堂。
沢山の石仏が並んでいる。
「参道」の先には、大きな「山門」がある。
立派な「楼門」形式の「山門」。
間の悪いことに、この日は業者の方が植木の剪定をしていた。
仕事なので、車邪魔!とは言えず。(苦笑)
「山門」を境内から。
「山門」横にある解説板。
常観寺お釜地蔵尊(解説板)
通称お釜地蔵の名で知られているこの
寺は、今より千二百年程前、小折村に農
を業とする若夫婦あり、子宝に恵まれぬ
信仰厚き夫婦なれば、一子を授けた給えと
信願せしところ玉のようなる男の子を得、
成長を楽しんでいたが妻は、ふとした事
から帰らぬ人となった。
やがて、後添をもらい、初めのうちは
親子、睦まじく暮らしていたが、日がたつ
にしたがい未だいといけない子供を虐待
し、生傷の絶え間がなかった。ある日、
夫が行商に出かけた留守、継母は風呂釜
に入れて煮殺さんと思い、子供を優しく
呼び寄せ風呂に入れ火をたきつけた。し
かし、今にも煮殺されんとする時、地蔵
さまが湯より抱き上げて下さったという。
このことを知った継母は後悔懺悔して
剃髪し尼となって地蔵尊と風呂釜を貰い
受けて庵をたて、永く罪障消滅の奉仕を
遂げた。
これよりお釜地蔵と言われるようにな
った。地蔵堂には、鋳鉄地蔵菩薩を安置
してある。この像は、県の指定文化財で
鎌倉時代のものである。この地蔵尊は、
尾張六地蔵の一つであり、また名鉄沿線
尾張三地蔵の一つでもあって参詣者が多
い。
祭礼
大祭 旧正月二十四日
旧七月二十四日
「山門」には、「仁王」や「随身」ではなく、
「地蔵堂」の地蔵尊の脇侍が安置してある。
境内の様子。
石仏群。
「手水舎」。
「鐘楼」。
剪定のための梯子が・・・。(苦笑)
「本堂」。
「本堂」左前にある「地蔵堂」。
最後に、市内各所にみられる案内板。
所々に、こういった道案内があり、よく整備されている。