訪問日 平成29年 2月19日
今回参拝したのは、北名古屋市九之坪市場17に鎮座する「十所社」。
九之坪城主の梁田出羽守が建立。
以前は城のあった東向きに建てられていたが、
昭和5年に「本殿」を改築した際に、南向きとなった。
その名残として、東側に約100mの「参道跡」と「社号標」が残る。
「参道」入口付近。
この神社の「参道」は長く、「社号標」から「蕃塀」まで、約240mある。
「鳥居」。
「扁額」はないが、以前はあったような痕跡が見られる。
境内の様子。
昭和5年建之の立派な石造りの「蕃塀」。
「蕃塀」と「手水舎」。
この西側に「平田寺」がある。
「拝殿」と「狛犬」。
そして、木製の「扁額」。
「由緒書」。
十所社 由緒(由緒書)
一、祭神 日本武尊、神功皇后、応神天皇
他十柱の神々が祀られている
一、由緒 創建の儀は詳らかでない
神社保存の棟札によれば、「永禄
二年(一五五九年)九之坪の
領主梁田出羽守社殿を造営し
天正十年(一五八二年)梁田弥
治右衛門社殿を寄贈す」とある
当社はもと東向きに建てられて
いたが昭和五年本殿改築に際し
現在の南向きに改められた
明治五年村社に列し、同四十年
指定村社となる
現在は神社本庁に属する
一.境内社 市寸島社
「神門」。
ここから先は、1m程高くなっている。
「神門」の階段脇に石製の「扁額」がある。
若しかすると、「鳥居」にあったものかもしれない。
「神門」前にある「狛犬」と「獅子」。
「狛犬」には、チャンと角がある。
「本殿」。
「拝殿」から「神門」越しに見た「本殿」。
こちらは、境内社の「市寸島社」。
何故か標柱は「市木島社」。
由緒書とどちらが正しいのか?
おまけ。
「鳥居」付近にあった立派な「長屋門」。
個人的な見所としては、新旧の「参道」・「蕃塀」・「神門」かな。