13もの大学祭を席巻したガールズグループの正体 | 我楽多箱

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K-POP関連の気になった話題をスクラップブック的に綴る気まぐれなブログ。

 

高麗大学イプシリティステージに登場したガールズバンドQWER。

 

 

今年、全国の13の大学祭を席巻した。海軍士官学校、陸軍防空学校、首都防衛司令部

など、軍隊のイベントも後を絶たない。8月2日には韓国を代表する音楽祭である「20

24ペンタポートロックフェスティバル」のステージにも立つ。

デビューして1年も経たないうちに、様々な舞台でラブコールが殺到しているガールズ

バンドQWER(チョダン-マゼンタ-ヒナ-シヨン)の話です。彼女たちは音源チャート競争

でも負けていない。去る4月1日に発売した曲「고민중독(悩み中毒)」は2ヶ月以上も

Melonチャートのトップ10を維持している。5日現在のMelonチャートでもaespa、

NewJeans、ECLIPSE(tvNドラマ「ソンジェ背負って走れ」OSTを担当するバンド)、

ZICO、IVEに続き7位にランクインした。

 

軍隊の番組(慰問列車)に出演したQWER。

 

 

QWERのメンバー、ヒナは本誌との書面インタビューで「期待以上の愛をいただき、

本当に驚いています。デビューから今まで、こんなに大きな愛を受けることができ

て光栄です。私たちの音楽を聴いて応援してくださったすべての方に本当に感謝し

ています」と感想を述べた。


インフルエンサーと日本のアイドル
 

QWERはリーダーのチョダン(ドラム、サブボーカル)、マゼンタ(ベース)、ヒナ

(ギター、キーボード)、シヨン(メインボーカル、ギター)の4人のメンバーで構

成されている。チョダン、マゼンタ、ヒナは有名インフルエンサー出身。シヨン

は日本の有名ガールズグループNMB48の活動を卒業し、QWERに加入した。

韓国人として初めて日本のメジャーガールズグループの正規メンバーとして活動

したシヨンは「いつも新しい環境で挑戦的なことをしたいと思っていました。

日本で活動したことも今の私を作ってくれた良い経験です」と語った。QWERに

惹かれた理由については、「ガールズバンドという新たな挑戦、様々な分野で活

動していたメンバーが一つになる過程など、すべての部分が魅力的に感じられた」

と付け加えた。

 

YouTubeにはQWERの人気について分析した動画がたくさんある。

YouTubeチャンネル「生活変化観測所」より

 

 

彼女たちを抜擢した有名運動YouTuberのキム・ケラン(チャンネル・フィジカルギャ

ラリー)は、自身のYouTubeコンテンツ「최애의 아이들(最愛の子供たち)」を通じて

チーム結成の過程を全て公開した。QWERというグループ名は人気オンラインゲーム

「リーグ・オブ・レジェンド」の攻撃キーに由来している。

キム・ケランは「メンバーがデビュー前からオンラインを中心に多くの活動をしてきた

ので、エンターテイナーとしても大きなメリットがあると思った。音楽だけでなく、様

々なコンテンツを通じてメンバーの多様な魅力を知ってもらえるよう、惜しみなくサポ

ートするつもりだ」と明らかにした。

 

徹底した制作分業化
 

QWERの活動は徹底的に分業化されている。宿舎公開、舞台裏、ショートなどのコンテ

ンツは、キム・ケランの活動を支援する3Yコーポレーション(カカオエンターテインメ

ント子会社)のタマゴプロダクションが担当した。結成当時から「成長型ガールズバンド」

を標榜している為、完璧なステージの姿でなくてもファンのためのコンテンツを絶えず

見せてくれる。

 

QWERが出演したYouTubeのバラエティ番組。

 

 

QWERはキム・ケランに続き、YouTubeの生態系に自然に溶け込んだ。ライブステージ

からトークショー、食べ歩きなど、YouTubeの人気芸能に出演し、再生回数を伸ばし、

自分たちの認知度を高めた。YouTubeで出会ったユンナ、Car,the garden、Soranなど、

バンドサウンドをよく知っている先輩歌手との交流は、メンバーにとって良い指針と

なった。

彼女たちの音楽はプリズムフィルターが制作する。HYBE傘下のレーベル「PLEDIS」

のメインプロデューサーであるBUMZU(ボムジュ)がリーダーを務めているミュージ

シャン会社だ。QWERのデビュー曲「Discode」からヒット曲「悩み中毒」などは、

プリズムフィルター所属の作家陣がトレンディなグループサウンドを研究して出した

結果だ。

ソーシャルビッグデータを分析する生活変化観測所は、清涼感のある魅力的な曲が

支えられ、QWERに対する関心が高まっていると見ている。K-POPグループの場合、

メンバーが優先順位のキーワードになるが、QWERの場合、歌関連のキーワードが

先行しているという分析だ。実際、先月は地上波音楽放送に出演せず、音源成績

だけでMBC「ショー音楽中心」の1位候補に上がった。

 

4月発売の「悩み中毒」ティーザー。

 

 

チョダンは「音楽放送にもいつか出演してみたい。今はYouTubeを通じて、私たちが

より得意な方法で活動中」とし、「私たちの音楽とストーリーに多くの方々が共感し

ていただけるように頑張りたい」と語った。ヒナは「粘り強いメンバーと一緒に悩み

ながら新しい試みをしていくのが私たちだけの長所」と強調した。

 

バンドブームに乗ってロングランの可能性


DAY6、Silica Gelなど、メジャーとマイナーを問わず吹いているバンドブームもQWER

の心強い味方になっている。イム・ヒユン大衆音楽評論家は「QWERの成功は、生来の

サブカルチャーのイメージに清涼感のあるポップロックが加わり、相乗効果を発揮した

結果」とし、「サブカルチャー的な感じと大衆性の間で綱渡りをしながら自分たちだけ

の色を作っていけば、独歩的なミュージシャンとしてロングランできるだろう」と展望

した。

マゼンタは「私たちがダンスグループだったら、ここまで注目されなかったと思う。

応援してくれて、良いチャンスを与えてくれたすべての人に感謝している」と語っ

た。チョダンは「それぞれの演奏で豊かなサウンドを作り出すことが私たちの武器

です。他の活動をしながら(音楽に)挑戦した私たちのように、私たちの音楽を聴く

人たちに別のインスピレーションを与えたい」と抱負を語った。

 

 

 

(中央日報)

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5月の韓国の大学祭シーズンで計13校のステージに立ったQWERについてまたも

人気の検証をしています。QWER着実に国内人気を高めていて、22日22時現在

でもMelonのリアルタイムTOP100で6位とまだまだ勢いは衰えません。先日は

音楽中心で「고민중독(悩み中毒)」が放送活動をしていないにも関わらず、1位

候補に上るなどしているので次回の新譜での活動にも注目です。