◎ヒップホップの私服のような服装のガールズグループ...自然な差別化を実現
◎2枚目のEP「XXL」で美でも注目
◎ソテジワアイドゥルの「Come Back Home」オマージュ...90年代の感性を呼び起こす
◎PHANTOMメンバー・アイドルプロデューサーを経てK-POPガールズグループ制作者に変身
◎ヒップホップで有名だがロックキッド出身
◎RBWキム・ジヌ代表とのコラボも好評
「(YA!)他の人がすることを真似するのなら、何のために芸術をするのか」
YOUNG POSSEの2枚目のEP「XXL」のタイトル曲「XXL」はメンバーの叫びで
あり、総括プロデューサーのキゲン(45-イ・ギウォン)の獅子吼だ。
激しいK-POP新人ガールズグループの競争の中、「私たちはちょっと分かりません」
と叫ぶ堂々しさ、「リグゲチョンはありえない」(予想できない青蛙の逆さ)と言い
放った後、方向を変えろ(Swe-Swervin)というウィットまで。この曲はキゲンと
ラッパー兼プロデューサーのリック・ブリッジ(Rick Bridge-チェ・サンヒョクが
作詞・作曲した曲ですが、私の服を着たようにYOUNG POSSEのメンバーにぴっ
たりとくっつきます。
特に「XXL」は伝説的なグループ「ソテジワアイドゥル」の正規4集(1995)のタイ
トル曲「Come Back Home」をオマージュしたビートでオールドスクールの香り
が漂う。特にチョン・ソネ(20)のブームバップパートのラップは既存のヒップホッ
プファンの間で郷愁を刺激している。2004年生まれのチョン・ソネ・ウィ・ヨン
ジョン(20)、2006年生まれのジアナ(18)、2007年生まれのドウン(17)、2009年
生まれのハン・ジウン(15)など、平均年齢18歳の5人のメンバーが90年代の感性を
しっかりと呼び起こし、「イージーリスニング」中心に再編されたK-POPガールズ
グループシーンに警鐘を鳴らしている。
「ビッグTシャツ」を着ているが、自分たちはビリー・アイリッシュではなく(Big t
shirts not billie just POSSE!), 1990年代の米国東部ヒップホップ(イーストコー
ストヒップホップ)を象徴する「ウータン・クラン(Wu-Tang Clan)」の「ベイビー」
を自称する(maybe maybe baby version Wu-Tang Clan)彼女たちの「ワードプレ
イ(wordplay-駄洒落)」は覇気が溢れている。
YOUNG POSSEのメンバーに90年代のヒップホップの自然さを身に着けさせたのは、
彼らの所属事務所であるBEATSエンタテインメントの代表でもあるキゲン・プロデュ
ーサーだ。共同総括プロデューサーであるキム・ジヌ代表が率いるRBW、DSPメディ
アと協業し、大型企画会社の新人ガールズグループがあふれる状況でも差別化に成功
した彼は、音楽業界で山場を越えて空中戦まで経験した。
2000年代初中盤、釜山を中心にオールドスクールラップを披露したヒップホップデュ
オ「J2Kiggen」を経て、2000年代中・後半のハイブリッドエレクトロニックグルー
プ「hybrefine」でプロデューサーメンバーとして活躍した。その後、2010年代には
ラッパーのハネなどと結成したヒップホップグループ「PHANTOM」のメンバーとし
て活躍した。その後、「새벽공방(セビョクコンバン[夜明けの工房])」、「バドミン
トン」などのシンガーソングライターグループのプロデューサーとして活動。
BLACKBEEをはじめ、NEW EAST、Seventeen、神話、MONSTAEX、TWICE、
宇宙少女、INFINITE、Wanna OneなどのトップK-POPグループの曲も手がけた。
キゲン・プロデューサー
そんなキゲンがプロデューサーを務めたYOUNG POSSEが昨年10月、ヒップホップ
を前面に出した最初のEP「MACARONI CHEESE」でデビューしたとき、主な評価
は音楽とステージが自然だというものでした。ヒップホップが他のガールズグルー
プとの差別化のための手段ではなく、現在の自分たちを表現するための目的である
という好評が主だった。チームとプロダクションに対する信頼が自然に形成された
理由だ。「XXL」は、その信念に対する確かな方角である。以下は、最近、ソウル
広津区RBWで会ったキゲンプロデューサーとの一問一答。
- 最近、新人ガールズグループの競争が激しいですが、「XXL」でYOUNG POSSE
に対する注目度が高まりました。
「一段階、一段階上がっていこうという気持ちでした。時間はかかるだろうけど、
『私たちはそれでも間違ってないはずだ』と『うわーっ』と思っていたのですが、
思ったより早く関心を示してくれて、まずメンバーが勇気をたくさんもらいました。
サポートしている私たちも同じです。勇気が私たちの現状を表現するのに一番適切
な言葉だと思います。」
- ヒップホップのコンセプトはどのように始まったのですか?
「私がやりたかったからヒップホップをしたわけではありません。彼女たちを見て
いて、『ヒップホップをやったら合うと思う』と思ったんです。2年以上一緒に準
備している内に、メンバーがヒップホップという器が一番合うんです。色々な音楽
で実験してみましたが、一番体に合う服でした。マーケティング的な面は余りあり
ませんでしたし、実は私はヒップホップよりも他の音楽の方が好きなんですよ(笑)。
- では、最初の企画段階から柔軟にオープンにして、メンバーと一緒に成長する仕組
みだったんですね。
「一緒に手伝ってくれているRBW、DSPメディアがアイドル制作の遺産を持っていて、
ノウハウが豊富な方たちですが、私は初心者なので、『こんなグループを作ろう』と
決めて、彼女たちを入れたわけではありません。女性的な曲もたくさん録音しました
し、その曲に合わせて振り付けの映像まで全部撮りました。バラード、ミディアム
テンポのようないろいろな試みをしましたが、ヒップホップでメンバーが良さを見せ
てくれたので、じゃあこれもやってみよう、あれもやってみようということで、ヒッ
プホップのほうに方向性が定まったと思います。不器用なのが嫌なので、不器用で
ないものを作ろうとしました。」
YOUNG POSSE
- メンバーの良さを自然と見抜くことができたのはアーティスト出身で、アイドルの
曲もたくさん作ってきたからではないでしょうか?
「アーティストとして活動する時、目標より結果が良くなかったので、アーティスト
として一緒に活動していた弟たちが、試行錯誤を経験することでノウハウができたみ
たいで、その時にそれなりに上手くいっていたらさほど悩まなかったのでは、といっ
た話をしました。
- 最近、K-POPがレッドオーシャン市場になったという話が出ますが、それでもアイ
ドル制作を考えるようになった理由はありますか?
「私が若い頃、歌手をしていて上手くいかず、それでもずっとこの業界にいたいと思っ
て作曲家に転向して活動していたと頃、幸運にもPHANTOMをやろうというオファーが
来たのでやりました。そのチームが終わってから、シンガーソングライターを集めて
また制作をしました。夜明けの工房、バドミントンというチームです。でも、振り返っ
てみると、私が聴かせる音楽をずっとやっていたんですね。もうちょっと見せる音楽を
作りすぎたんです。私も小さい頃から、ステージを揺るがす人に憧れていました。
ソテジワアイドゥルとか、あるいはエミネムみたいな人たちです。」
- 2000年代に生まれたメンバーが90年代のヒップホップの感性をまるで自分の服のよう
に着ていますが、どのような努力をされましたか。
「デビュー前に週に2回、彼女たちと無条件に会って一日中音楽を聴きながらあれこれ
話をしました。『私はこう思うんだけど、皆さんはどう思いますか』と毎回尋ねました。
その間、ぎこちなさをなくそうと努力しました。このジャンルを一度受け入れてから
レコーディングをしなければならないと思いました。だから真似をするより、真正性が
込められたと思います。2パック、エミネムを見せると関連映像が表示されるYouTube
も大きな助けになりました。」
キゲン・プロデューサー
- "Rapを習ったのはたった2ヶ月 歌詞を書くのは本当に難しいね 80億の人口が住んで
いるらしい 地球だけが 宇宙が大きすぎる 私はただの小さなほこりに過ぎない
ほこりのような私が学んだ言語でラップをしたら君は聞いてくれるかな" (「posse
up」)など、メンバーが書いた歌詞が印象的でした。
「ぎこちなさをまた減らす方法のひとつは、メンバーが"聴き手に直接話すストーリー
テラーになること"だったんです。だから、歌の歌詞は可能な限り自分で書きたいと思
いました。作詞はそんなに難しいことではないんです。アメリカには15歳の作詞家も
いるし、大人の話より自分たちの話をしたほうがいい」と言ったのですが、その歌詞
を見て、僕も頭を抱えたんです。作詞をやれと言ったら、作詞が難しいという歌詞を
書いてきたんですよ。社内でもよく笑いましたね。こういう歌詞も通せる会社になろ
うという思いで入れましたよ、ハハ。
- "青蛙のコンセプト"はどのように生まれたのですか?
「私たちのビジュアルディレクターにDSPメディアに所属しているユンヨンという友人
がいるのですが、この友人と話し合った結果、『次にどんな音楽をするか、どんなダン
スをするのか分からないチームを作ろう』と決めて作ったコンセプトです。『ガールズ
グループがこんなことをするんだ』という感じを出したかったんです。」
- 最近、ヒップホップファンの間でYOUNG POSSEの映像がオンラインメディアプラッ
トフォームのdingoチャンネルのうち、K-POP中心の「dingoミュージック」ではなく、
ヒップホップを主に扱う「dingoフリースタイル」に掲載されたことで話題になりまし
たね。
「dingoをリスペクトしていました。作品がとても良かったです。 デビュー曲
「MACARONI CHEESE」に関連したコンテンツをdingoで撮影したのですが、
K-POPの中で最もヒップホップに真摯なチームだと私たちを評価してくれまし
た。今回、"dingoフリースタイル"に出ても恥ずかしくないだろうということで、
出演することになりました。」。
- 今回の「XXL」は多くの人が評価するように、サイプレス・ヒル、ソテジワアイドゥル
の感じもあります。「Come Back Home」の振り付けなど、この曲へのオマージュも
確かですね。
YOUNG POSSE
「イーストコーストというか、アメリカのヒップホップで東の方に触れてみたか
ったんです。「MACARONI CHEESE」は、東部、西部関係なく、今、アメリカ
で最も人気のある"トラップ・ヒップホップ"でした。繰り返されるダラダラとし
たラップが印象的なトラックで、私が子供の頃からずっと好きだったのが東部の
ヒップホップなんです。国内では(メインストリームでは)ソ・テジ以降、誰も
やっていないんですよね。勿論、ヒップホップシーンではずっとやっていますが、
パフォーマンスと一緒にやっているチームはないように思えましたし、特にK-POP
ガールズグループの間ではそうでした。とても良い音楽なので、今の世代に伝えた
いと思いました。ソ・テジさんの言及自体に気を遣いますが、この曲を聴いたこと
があるのか気になります」。
- 私のような既存世代にとってはノスタルジーになりました。
ブルーノ・マーズと韓国系アンダーソン・パークが作ったプロジェクト・グループ
「Silk Sonic」の態度にも影響を受けました。(80年代のモータウンの音楽をオマー
ジュしながら)音楽は勿論、衣装、ミュージックビデオなどでその時代の雰囲気を醸
し出していましたが、「グラミー賞」の授賞式でもその時代についてどれだけ本気
なのか、受賞の過程で見せた歩き方、表情まで昔のものをそのまま真似ていました。
自分たちが好きだったマーヴィン・ゲイ、ソウル・ファンクの音楽に対する本気
なんです。2020年代にSilk Sonicがそういう雰囲気を再現していることに影響を受
けて、じゃあ(90年代を再現することを)僕らもやってみようということになりました。
- 「MACARONI CHEESE」、「YOUNG POSSE UP Remix」、「XXL」と、どんどん
盤面が大きくなっていく感じですが、、元々この順番で企画されたんですか?
- 「MACARONI CHEESE」を出して「XXL」を出すということまでは決まっていたの
ですが、デビューEPの最初のトラック「POSSE UP!」がオフラインステージで大
きな人気を博しました。DSPメディアに所属する人気グループKARDと一緒に海外
コンサートに行って「POSSE UP!」を歌ったのですが、そのステージ映像の再生
回数が100万ビューを超えるなど、大きな人気を博しました。ファンが投稿した
映像だったんです。その曲をリミックスして去る2月にシングルとして出しました。
段階的に増幅させるより、大衆とコミュニケーションを取りながら反応が来たこと
に積極的に対応したのが「POSSE UP!」でした。3曲目は、今まで出てきたYOUNG
POSSEの曲の中で、最もヒップホップに本気の曲ではないかと思います。ヒップホ
ップの本質に最も近い音楽をするつもりです」。
- ヒップホップの本場アメリカでも反応が違います(アメリカの「102.7 KIIS FM」の
DJジョジョ・ライト(JoJo Wright)は「XXL」について「この曲は本当に素晴らしい」
(This song is just awesome)と絶賛しています)。
「アメリカのヒップホップアーティストが"私たちをどう見るか"を色々と考えました。
今、アメリカにはヒップホップグループがあまりない状態です。ミーゴス、ウータン・
クラン、D12のような良いグループが多かったのですが、最近はすごく個人化されて
いるからか見るのが難しいです。だから、とりあえずYOUNG POSSEはグループと
いう形でメリットがあると思いました。特にK-POP化されたヒップホップではなく、
アメリカのヒップホップをそのままやっている感じを出したかったし、現地のヒッ
プホップでは殆どやらない群舞までやれば注目を集めることができると思いました」。
キゲン・プロデューサー
- RBW、DSPメディアとのコラボレーションはどのように進められたのですか?
「私一人で2年以上キャスティングとトレーニングまでして、世界にチームを出そう
としたのですが、何か競争に取り残されるような気がしました。初心者の制作者で
あり、キャスティング、準備はコロナシーズンに済ませました。しかし、YOUNG
POSSEが良いチームであっても良いシステムで支えられなければ、うまく運営でき
ないと思いました。昔から親交のあったRBWのキム・ジヌ代表を訪ねました。そして、
「このチームはうまくいくかもしれないです」と言いました。黙って聞いていた代表
が「YOUNG POSSEのメンバーを見なくても大丈夫だ。君を信じて行く」と快く支援
を決定してくれました。私がPHANTOMというチームで活動していたのですが、
YOUNG POSSEと同じように当時ブランニューミュージックとWAエンターテインメン
ト(RBWの前身)の共同制作でした。その時、一緒に手伝ってくれました」。
- YOUNG POSSEのメンバーを集め、チームを結成するまでの過程は簡単ではなかった
と思います。
「2020年にBEATSエンタテインメントを設立し、2021年1月からキャスティングの過程
に入りました。当時は所属歌手や練習生が一人もいなかったので、オーディションを開い
ても他の会社のオーディションに集まる人数に比べて少なく、良い人達を見つけても私
たちの会社には来ないんです。メンバーを探すために学校を探しても、私が憧れていた
G-DRAGONさんのようなアーティストのようなアイドルはなかなか見つからなかった
です。それでダンススタジオを歩き回りました。ダンスや音楽の本質にもっと興味を
持つ人達がいると思ったからです」。
- 5人とも魅力的で、特にリーダーのチョン・ソネさんはラップがすごく上手いですね。
「ソネさんはとにかく何でもできる子で、私たちも不思議です。何よりもスポンジの
ような子で、文化や音楽、ダンスを教えればすぐに自分のものにします。文化や音楽、
ダンスを教えてあげると、すぐに自分のものにします。ラップも典型的なスタイル
ではなく、オリジナリティがありますし、身体もすごくよく動きます。ラッパーを夢
見ていたわけではないのですが、ヒップホップの歴史も知りたいと言い出し、ヒップ
ホップがどのように作られ、発展してきたかについて興味を示してくれました。ウィ・
ヨンジョンさんは、ダンススタジオで見つけた子で、K-POPや芸能人を志したことが
ない子でした。自分に学ぶことがあればどんなダンサーでも訪ねてきてダンスを習う
程、ダンスに真面目な友達なので、チームへの参加を説得するのが一番大変でした。
ダンスのほうはすごくスキルが高い子で、どのダンス番組に出ても負けない位です。
ジアナさんは画面より実物がすごく綺麗で、エンターテインメント性もあってチーム
の雰囲気を明るくしてくれます。今はヒップホップがコンセプトなので、この子には
一番申し訳ないのですが、ボーカルの完成度がすごく高い子です。ドウンさんはデビ
ューを間近に控えていたメンバーが脱退し、最後の最後でチームに加わることになっ
たのですが、人を喜ばせる性格なので、すぐにチームに溶け込みました。どのチーム
でも突然入ってきてデビューする子はいますよね。最年少のハン・ジウンさんは幼い
年齢(デビュー当時14歳)でも完成度が高いです。最初は幼すぎて悩みましたが、お姉
さんたちと一緒でも問題ないと判断し、一緒にデビューさせることにしました。小学
校6年生の時に出会ったので、練習生活も長かったですね」。
YOUNG POSSE
- 代表さんはどんな少年でしたか?
「日本で生まれた韓国人です。幼い頃は日本と韓国を行き来しながら暮らして
いました。当時、日本には韓国より早く西洋の文化がたくさん入ってきました。
ビルボードを中心としたアメリカの音楽もたくさん入ってきて、日本の家には
MTVが流れていました。VJが出てきてビルボードトップ10を紹介するのですが、
そこに完全に心を奪われました。ガンズ・アンド・ローゼズ、メタリカ、そして
ドクター・ドレーなど、80年代末、90年代初めのビルボードチャートの音楽に
夢中になりました」。
- ガンズ・アンド・ローゼズ、メタリカならハードロックキッドですね。
「そうですね、元々はロックキッドでしたが、ニルヴァーナを最後にロックシーン
が死んでしまいましたよね。ドクター・ドレー、エミネム、ウータン・クラン、
ナズなどが出てきて当時、ヒップホップは何か見せる楽しさがあって見せびらかす
楽しさもあって、自然とそちらに興味を持つようになりました。でも、今でもロッ
クは聴き続けています。音楽はあまり選り好みしません」。
- 代表さんから見て、K-POPはこれからもうまくいくと思いますか?その過程で、
YOUNG POSSEにはどんな役割を果たしてほしいですか?
「他の音楽がK-POPに取って代わるには、K-POPだけが持っている魅力が多すぎる
と思います。ずっと新しい魅力を見せることができるし、その中の1つがYOUNG
POSSEだと思います。まず、K-POPは団体としてお互いに譲り合いながら呼吸を
合わせることですよね。西欧圏では簡単ではない文化です。一部の人は香港の映画
産業に例えて、K-POPが長く続かないかもしれないと心配しています。香港映画が
台頭すると、制作者は欲を出して多くの作品を制作してしまい、没落したんです。
K-POPも供給が増えすぎてしまったということです。でも、K-POPがすごいのは、
絶えず不思議なほど良いチームが続々と出てくることです。以前、ガールズグルー
プから出るものは全部出たと私は思っていましたが、当時はITZYが出てきて、その
後もNewJeansが出てきました。このように、新しいチームが続々と出てくるんです」。
- ヒップホップは引き続き追求するのですか? BTSもヒップホップグループとして
スタートして自分たちの話をし、その後、様々なジャンルをするチームになりました。
「今はヒップホップが一番似合う服なので、これを着て初めて世に出ましたが、この
メンバーは成長し続けますよね。もう中学生になった子達もいますし、成長しながら
違う姿を見せるでしょうし、それに合わせた別の音楽も十分にできると思います」。
- YOUNG POSSEは代表さんにとってどんな意味がありましたか?
「彼女たちが最初のアルバムを出してから、私に"家族のような存在"という表現を
してくれました。単なるビジネス関係を超えた関係ですね。勿論、私もそう思って
います。世代はどんどん変わっていきますが、YOUNG POSSEを通して『世の中に
はこんなに素敵な音楽がたくさんあるんだ』ということを感じるだけでもいいこと
だと思います。YOUNG POSSEのメンバーも、自分が生まれる前から出ている音楽
を聴きながら、生命力の長い音楽の魅力を知っているんですよね」。
(NEWSIS)
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NEWSISさんに少し前ですが、BEATSエンターテインメントのキゲン代表の
ロングインタビューが掲載されました。YOUNG POSSEがBEATSがメンバー
の育成並びにプロデュースを主に担当し、DSPがマネージメントを主に担当
する共同プロジェクトだというのは前から言及されていて、気になっていた
のはDSPというか、RBWとBEATSいわゆるキゲン代表が一体どういう経緯で
共同でYOUNG POSSEをプロデュースしていく事になったのかという点。
過去にRBWキム・ジヌ代表とキゲン代表が歌手活動していた際の制作側として
関わりがあってそこから繋がった縁だという事も知れました。
あと、「YOUNG POSSE UP」の"Rapを習ったのはたった2ヶ月~"のド直球な
ラップ詞は「YOUNG POSSE UP」のリミックス版が出るとの記事をまとめて
いた際に凄く印象深かったのですが、それが出来上がった過程にも触れられて
いて中身を知ると、最初はオイオイという感じだったのも面白く読み進められ
ました。