[X's Choice]
多事多難だった2023年が終わりを迎えようとしている。Xportsニュースでは年末の
寂しさを和らげ、来る2024年を迎え、歌謡・放送(地上波、ケーブル・ 総合編成)・
映画部門を分けて独自の授賞式を開いてみた。今年一年、各分野で忘れられない活躍
を繰り広げた彼らと瞬間を再照明してみる。[編集者注]
2023年の歌謡界は「往年のアイコン」がそれぞれの場所でMZ世代のアーティストを
脅かしたと言っても過言ではない。6年ぶりに音源を発表する者がいる一方、24年
ぶりに単独コンサートを開催する者まで幅広い活躍を誇った。
長い空白期を破り、本業に復帰したスターたちに大衆は歓声をあげた。これからが本番
という言葉が誰よりも似合う往年のスターたちの2024年が期待される理由だ。新人にも
負けない彼らの情熱を今回の「X's Choice」で探ってみた。
▲ イ・ヒョリ:26年目の全盛期を迎えている。
2023年は「イ・ヒョリの年」と言っても過言ではない。それもその筈、今年イ・
ヒョリは音源発売から芸能番組出演、広告撮影など多忙な日々を過ごした。
特にイ・ヒョリがプロジェクト性ではなく、2017年の正規アルバム「Black」
以来6年ぶりにカムバックするというニュースが伝えられ、多くの音楽ファン
をワクワクさせた。今年の10月、イ・ヒョリが発表したデジタルシングル
「후디에 반바지(HOODIE E BANBAJI)」は、今年2月のアンテナ加入後、
イ・ヒョリが初めて披露する新曲だった。
また、11年ぶりに商業広告を再開し、忙しい日々を過ごしたイ・ヒョリ。2012年に
商業広告を自粛すると公式に宣言した後、11年ぶりに覆す意思を示したにも関わらず、
数多くの大企業が彼女にラブコールを送り、注目を集めた。
創業以来39年間芸能人広告をしなかった食品会社プルムウォンまで魅了し、依然として
トップスターの威容を誇示したイ・ヒョリだった。所属事務所の同僚のチョン・ジェヒ
ョンは、イ・ヒョリ加入後、アンテナの売り上げが大きく上がったと明かすほど。
来年にはパク・ジェボム、チェ・ジョンフン、AKMU(AKMU)に続いて「ザ・シーズンズ」
の第4シーズンMCに抜擢され、初の単独MCに挑戦する予定で期待を集めている。26年目
の全盛期を迎えているイ・ヒョリの勢いは健在だ。
▲オム・ジョンファ:歌手・俳優ともにトップを獲得した賞
オム・ジョンファは24年ぶりに単独コンサート「초대(招待)」を開き、ファンと
会った。合計150分の間、約20曲ほどのセットリストで「クイーン・ジョンファ」
の底力を再び見せつけた。「포이즌(ポイズン)」、「크로스(クロス)」、「디스코
(ディスコ)」、「엔딩 크레딧(エンディングクレジット)」など、長年支持されて
きた彼女のヒット曲が観客を笑わせ、泣かせた。
今年のコンサートはオム・ジョンファにとって一つの"夢"だった。 彼女は公演後、
SNSを通じて「ずっと以前、私が首を痛める前に切実な祈りをしたのですが、その
時も音楽関係の所属事務所がなく、アルバムの制作をどうしたらいいのか、このま
ま歌手活動をやめることができないという祈りと、コンサートを必ずして終わらせ
たいという祈りでした」と切実な祈りが通じたことに感謝を伝えた。
これに先立ち、オム・ジョンファは昨年6月に終了したJTBCドラマ「医師チャ・ジョ
ンスク」でお茶の間を魅了した。オム・ジョンファは、医学部を卒業後、20年以上
普通の主婦として生きてきたチャ・ジョンスク役を演じ、20年前に諦めた研修医を
再開する過程を繊細に描き、多くの共感を呼んだ。
これに関連してオム・ジョンファは近頃、英国の公共メディアBBCで韓国芸能界で最も
影響力のある女性の一人に選ばれた。歌手としても、俳優としても常に挑戦し、やり遂
げるオム・ジョンファの姿は、芸能界の後輩たちだけでなく、大衆にも大きなお手本と
なった。
▲ソン・シギョン:国民的バラエティースター賞
2023年はソン・シギョンの"可能性"を見ることができた年だった。その間「거리에서
(街で)」、「넌 감동이었어(君は感動したよ)」、「희재(HeeJae)」など多数の国民的
バラードを誕生させた"ソン・バラ"ソン・シギョンは2年5ヶ月ぶりのカムバックにも
相変わらずバラード強者としての威厳を誇った。
特に今回の新曲は、ナオル(Brown Eyed Soul)が作詞を担当し、ソン・シギョンとの
デュエットでボーカルまで加えて名品ハーモニーを実現したという点で、音楽ファン
の耳を楽しませた。過去の別れを前に吐露する痛みをボーカル的な魅力に昇華させた
ソン・シギョンは、さらに成熟した感性で感嘆を誘った。
今年は特に音楽活動だけでなく、163万人のチャンネル登録者を率いる人気YouTuber
としても活躍しました。チョン・ウソン、パク・ジニョン、ハ・ジョンウなど芸能界
仲間のゲストと深い本音を打ち明ける「만날텐데(会うはずなのに)」に続き、訪問す
るだけですぐに人気グルメリストに載る「먹을텐데(食べるはずのに)」まで様々な
コンテンツで若い世代にも人気を集めている。
また年末といえばソン・シギョン(城市)ではないでしょうか。来る29~31日にソウル
オリンピック公園KSPO DOMEで単独コンサートを開催するソン・シギョンは、チケ
ットがN分で全席完売したため、闇チケットとの戦争を宣言したこともある。もはや
「国民的バラード歌手」という修飾語が似合わない真の歌手として全世代に愛されて
いる。
▲パク・ジニョン: 31年目の挑戦中以上
パク・ジニョンはデビュー31年目に挑戦する歌手だ。最近、パク・ジニョンは自分が
最も愛する80年代の感性をたっぷり盛り込んだ新デジタルシングル「Changed Man」
で帰ってきた。特に今回の曲でパク・ジニョンは歌姫キム・ワンソンと一緒にコラボし、
幻想的なパフォーマンスでダンスキングとクイーンの面貌を披露した。
最近ではKBS2TV「ゴールデンガールズ」で韓国最高のボーカリスト、インスンイ、
パク・ミギョン、シン・ヒョボム、イ・ウンミなど4人をガールズグループにする
ためのプロデューサーとして活躍している。パク・ジニョンは彼らのためのオーダ
ーメイドの選曲、ワンポイントレッスンなど、アーティストを輝かせる方法を知っ
ているプロデューサーとして全方位的な支援に取り組んでいる。
パク・ジニョンの情熱は他の新人には負けない。パク・ジニョンは先月開かれた第44
回青龍映画賞で「When We Disco」、「널 그리며(君を想いながら)」、「Honey」
など名曲メドレーを披露したが、やや不安定なライブで音程を外して話題を集めた事
がある。
また、このような彼のステージを見ていた俳優たちが衝撃を受けたような表情を見せ、
話題となった。しかし、パク・ジニョンは隠れなかった。彼はその後、KBS2TV
「오날오밤(The Seasons: Long Day Long Night)」に出演し、青龍映画賞のステー
ジを再現し、雪辱のステージを披露して感嘆を誘った。デビュー31周年にも着実に
挑戦するパク・ジニョンの姿は、まさに拍手を送るに値する。
▲デソン(D-LITE)、ナルシャ:空白期を終え、ファンのもとに帰ってきた姿
デソン(D-LITE)は18日、新曲「흘러간다(流れる)」で13年ぶりに国内カムバックに
乗り出した。 歌手イ・ハンチョルの原曲をデソンだけの色で表現したこの曲は、過
ぎ去った日々に留まっている人々に慰労を渡すと同時に、寂しいながらも暖かい
デソンのボーカルが年末リスナーに深い響きを与えている。
これまでBIGBANGのメインボーカルとしてはもちろん「웃어본다(笑ってみる)」、
「날봐(私を見て)」、「귀순(帰順)」などソロ歌手としても立地を強固にしたデソン
は相変わらずの音色で耳元を虜にした。
最近tvN芸能「어쩌다 사장3(見習い社長の営業日誌3)」OST「나성에 가면(羅城に
行けば)」に参加したかと思えば、現在MBN「현역가왕(現役歌王)」マスターとし
て活動するなど本業復帰に始動をかけたデソンが今後どんな歩みを繰り広げるのか
帰趨が注目される。
"元祖成人アイドル"Brown Eyed Girlsナルシャも13年ぶりにソロカムバックを果た
した。去る9日に発売されたナルシャの「GAME」は、DEUXのイ・ヒョンドが作詞・
作曲・プロデュースを、ラッパーのVerbal Jintがフィーチャリングに参加して完成
度を高めた。ナルシャが自信を持っている90年代ポップを彼だけの方法で再解釈し
て目を引いた。
ナルシャは「制作、投資、企画すべて私のカードでやった。手伝ってほしい」と気の
利いた新曲の広報を行い、笑いを誘った。
新曲発売だけでなく、現在Eチャンネル・チャンネルSの芸能「놀던 언니(遊んでいた
お姉さん)」で熱いトークと破格のパフォーマンスで連日話題の中心にいるナルシャが
2024年にはどのような全方位的な活躍を繰り広げるのか期待が集まる。
(Xports NEWS)
--------------------------------------------------------------------------------------------------
久々にカムバックを果たした第2世代から前の世代の人気アーティストの特集記事
となっていますが、パンデミックが落ち着いた2023年という事もあってかアイドル
だけでなく、様々なジャンルの歌手がカムバックをしていたんですね。まずは記事
内にあった新曲のリンクから。
「후디에 반바지(HOODIE E BANBAJI)」MV イ・ヒョリ
「Even for a moment(잠시라도 우리)」MV ソン・シギョン&ナオル
「Changed Man」MV J.Y. Park
「흘러간다(流れる)」Live Clip DAESUNG(D-LITE)
「GAME」MV ナルシャ
この企画的にパク・ジニョンさんとソン・シギョンさんはコンスタントに活動
されてる印象が強いので久々のカムバというには少し違う気もしますが、アイ
ドルは第5世代に突入とか言われている昨今、1990~2006年にデビューした
方々が続々カムバックという流れは「今後誰がカムバックする?」という楽し
みが出てきて個人的には良いなと思っています。
今年は行けなかったですが、ソン・シギョンのコンサート(ファンミは若干
トークイベントの様相も)はMCトーク部分がかなり面白く、歌以外の部分
も見どころが豊富なので来年はチャンスがあれば行きたいな。