「虐殺器官」
伊藤計劃
プロジェクト伊藤、
と読むみたいです。
初めての作者さんで、
ブログのタイトルに載せるのも怖いようなタイトルですが、
読んでみようと思ったのは
本の帯に
大好きな宮部みゆきさんが
「私には、3回生まれ変わってもこんなにすごいものは書けない」
と書評を寄せられていたからでした。
本当に怖い作品でした。
でも怖いくらい真剣な作品でした。
読んでよかったです。
自分の国の楽な生活は
外国の犠牲の上に成り立っている
ということに
薄々気付きながら
目をつぶってきたけれど
小説がはっきり教えてくれました。
ちなみにジャンルはSFです。
私は最初SFだと知らずに読んでいたので、
まばたきしただけで写せるカメラや
衣服や肌に塗布すると周囲の色相をスキャンして環境追従迷彩してくれるナノコーティング
なんてすごい武器がすでに開発されているんだ!と信じてびっくりしながら読んでしまいました
(^_^;)
内容は怖いけれど
語り口は優しくて繊細で、
暖かいユーモアすらあって
夢中で読み終えました。
あんまり夢中になったので
次に読んだ本は
「ふざけてるのか!?こんな中途半端ことをだらだらと書き連ねて~!」
と腹が立って途中で捨ててしまいました
(^_^;)
そちらも初めての作者さんだったのに、
…たぶんこれからずっと1冊も読まないだろうな。
出会いかたが悪かっただけなのに
その作者さんにはご迷惑(?)をおかけしました~。
