小沢昭一さんが亡くなった。
中村勘三郎さんに続いて、というか、最近ずっとそうだ。
きっと、談志家元は、天の神様から重大な任務を授かったのだろう。
「福の神様が機嫌を損ねている、談志、何とかしろ」と。
で、「わかりましたよ。でもねぇ、アタシ一人じゃねぇ……」かなんか言ったのだ。
そして、神様は小沢昭一さんや、勘三郎さん、森光子さん、その他いろんな人々を天国に連れていったのだ。
で、今頃、談志家元は小沢昭一さんの力を借りて、森繁先生と森光子さんの主演する脚本を書いているに違いない。演出は勘三郎さん、音楽は宮史郎さん。
きっと、私が天国に行く頃まで、そのロングラン公演は続いているに違いない。願わくば、この世をもっと楽しんだ後に、至高の芸を向こうで観たいものだ。
そして、きっと来年はいい年になるだろう。
♪今がどんなにやるせなくとも 明日は今日より素晴らしい (桑田佳祐さん「月光の聖者達」)
謹んでご冥福をお祈りいたします。