先ほど終わったサッカーワールドカップ、ドイツ戦…
「ドーハの奇跡」というタイトルは日本の選手達に多少失礼と思われ、「ドーハの歓喜」にしてみました。
日本 2-1 ドイツ
前半
キックオフ前からうたた寝してしまい、前田選手のオフサイドによる幻のゴールのところから観戦しました。
最初のうちは、「(ドイツにボールを持たれますが)前線からプレスをかけて、守れている。大丈夫だ」と思って見ていました。
ドイツが慎重にゲームに入って、あまり攻めていなかったわけですね。
時間の経過とともに、ドイツが攻撃のエンジンをかけ、ほとんどドイツの一方的な試合へ…。
33分、GK権田選手のファウルで与えたPKを決められ先制されました。
ドイツの左サイドの選手がフリーでボールを持ったので、権田選手は少し出ざるを得なかったのでしょうね…。
前半ロスタイムのドイツによるゴールは、オフサイドに救われました。
0-2になっていたら試合終了と言っても過言ではなかったでしょう。
あの時間帯、ドイツは最終ラインでボールを回して前半を締めるのかと思っていました。
ドイツは急に攻撃に転じ、日本のゴール前までボールを運び、ゴール前で右へ左へと振られた結果、幻のゴールになりました。
極めて短時間でシュートまで、まかり間違えると得点まで持っていける力は凄い…。
前半を通じて、ドイツの選手の動きが早く、フリーでボールを持たれることが多かったことが印象的です。
それと、セカンドボールをことごとく拾われるので、日本は攻撃の形を作れません。
こんなにも差があるのかと感じざるを得ない前半でした。
攻められっぱなしで、日本の選手は体も頭も疲れたと思います。
PK1本でよく凌いだものだと思いました。
後半
日本は富安選手を投入し、3バック(実質、5バックかな?)にシステムチェンジしました。
容赦なく、ペナルティエリアにドリブルで入ってくるドイツ…。
足を引っかけて、またもやPKを取られないかヒヤヒヤ…。
早い段階で、ジャガー・浅野選手とジョーカー・三笘選手を投入。
そして、尼のあんちゃん・堂安選手を投入。
この辺りから、日本がボールを持てて、シュートで終わることができるようになりました。
前半の劣勢が嘘のようでした。
最後は、貴公子・南野選手を投入。
日本の陣形が頭に浮かばないぐらい攻撃的選手を投入しました。
鎌田選手をボランチに下げていたんですね。
75分
三笘選手が起点となり、南野選手のシュート(あるいはクロス)を相手GKが弾いたところを、堂安選手が詰めて決めました!
選手交替が的確に当たりました。
82分
最後方の板倉選手からのロングフィードを受けた浅野選手…
見事なトラップから相手選手に体をぶつけられながらも、狭いコースをよく決めました。
ここで、勝ち越し!
その後、ドイツの攻撃は怖かったですが、スタジアムに響く日本人サポーターのチャントが「勝つ雰囲気」を醸し出したように思います。
後半で見逃せないのは、前半でPKを与えてしまった権田選手が幾度となく好セーブを発揮したところです。
結果的に、強豪ドイツに対して、PKでの1失点だけに抑えました。
アディショナルタイムが7分…。
今大会はアディショナルタイムが長いと言われていました。
前半も4分ありました。
勝ち切りたいから言っている訳でなく、「後半45分の展開で7分もあるか?」と思いました。
日本代表は前半と後半の出来栄えが全く異なり、こんなに違うものなのかと思いました。
前半は耐えに耐えて、後半はシステムチェンジをし、攻撃的選手の相次ぐ投入でチャンスを引き寄せた…そんな試合だったでしょうか。
この試合は、森保監督の作戦が見事にはまったと評価して良いと思います。
次の試合の課題は、最初からドイツ戦の後半のような試合をすることでしょうか…。
期待しています。
ワールドカップが始まるまで冷めていた私ですが、一気にテンションが高くなりました!