先週、駅前の川崎浮世絵ギャラリーへ行って参りました。
 

 

 

いま開催されているのが「歌川広重 行書・隷書東海道」です。
私は浮世絵の中では、歌川広重の風景画がもっとも好きです。


初めて知ったのですが、歌川広重による東海道物は20以上あるそうです。
もっとも有名なのは、保永堂から版行された「東海道五拾三次之内」です。
我が家にも、「東海道五拾三次之内 川崎」の絵葉書を飾っています。


いま開催されている「歌川広重 行書・隷書東海道」は、保永堂から版行された「東海道五拾三次之内」とは趣が異なります。
よく似たものもあれば、全く異なるものもあり、その違いを楽しむことができます。

是非、足を運んでみてください。



川崎浮世絵ギャラリーに、気になるポスターが掲示されていました。

 

 


来年(2023年)、「東海道川崎宿400年」です。
大きな節目の年ですから、いろいろなイベントが行われるのではないでしょうか。
とても楽しみです。



ところで、私がいま読んでいる本が、「広重ぶるう」です。

 


(お断り)画像はお借りしました

私が歌川広重に抱いていたイメージとは全く異なる人物像で、楽しく読めます。

江戸の町のこともよく分かります。


題名の「広重ぶるう」は、俗に言われる「ヒロシゲブルー(あるいは、広重ブルー)」から来ていることは間違いないです。
歌川広重の作品では、当時輸入された「ベロ藍」と呼ばれる顔料を駆使しました。

この新しい顔料のおかげで、空や海などの青色をぼかすことができ、情緒深いものとなっています。




「来年が川崎宿400年」、そして「ヒロシゲブルー」…
来年の川崎フロンターレは、「カワサキブルー」とでも銘打って、浮世絵とコラボするのではないかと予想します。
この予想、当たる確率が高いと思っています…。