グループ最下位の国とホームで戦うのですから、どんな楽勝のゲームになるのだろうと、昨夜の試合には期待していましたが…。
W杯出場を決めて、9人のメンバーを入れ替えたことが、あの結果となったのでしょうか。
レギュラーメンバーの誰かが欠けた時のテストというよりも、ここまで選手を替えると別チームを作ったようなものでした。
スタッツでは、圧倒しました。
ボール支配率が、日本72%-28%ベトナム。
シュート数が、日本24-1ベトナム。
日本 1-1 ベトナム
前半
最初からベトナムの選手が飛ばしに飛ばしていました。
90分持つのだろうかと心配していたところ、19分に先制されました。
この試合に限らず、失点シーンでのGK川島選手の横っ飛びは、いつ見ても綺麗です(苦笑)。
その川島選手の先発出場には驚きました。
シュミット ダニエル選手が先発するだろうと予想していました。
苦戦の中でも、三笘選手のドリブルは輝いていました。
オーストラリア戦の2点目のように真ん中までは入っていけませんでしたが、ボールを前へ運べる推進力を印象付けることができたのではないでしょうか。
旗手選手が前半だけで下げられました。
もう少し見たかったので残念…。
同点に追いつかなければならない展開における監督の決断ですから致し方ないです。
それにしても、もう少し髪の毛をさっぱりさせた方が良いのでは(苦笑)。
後半
前半の4-3-3から、4-2-3-1にシステムを変更しました。
久保選手を活かすのであれば、4-2-3-1の方が良いのでしょうね。
そう考えていたら、DAZNでも同じことが語られていました。
54分
吉田麻也選手がドリブルでボールを持ち上がり、そのまま前線に残っていたのが奏功し、こぼれ球を押し込み同点!
その後、守田・田中碧選手を投入し、久保選手を下げました。
4-3-3のインサイドハーフでの守田・田中碧コンビを、4-2-3-1のボランチでコンビを組ませました。
この2人に関しては、インサイドハーフでもボランチでも大丈夫ですね。
70分、上田選手のシュートが南野選手の顔面に当たり、こぼれたボールを田中碧選手が決勝ゴール!
と思ったら、顔面に当たる前に、南野選手がハンド…。
上田選手のシュートの前のシーン、三笘選手から田中碧選手、田中碧選手から上田選手へのパスは上手かったなぁ。
上田選手と田中碧選手はヒーローになり損ねました。
78分、守田選手からのクロスを谷口選手が頭で合わせるもゴールキーパーに阻まれ、こぼれたボールを吉田選手が決められず…。
谷口選手と吉田選手はヒーローになれず…。
この辺りから、「また三笘がいいところを持って行くのか?」と思い始めました。
先に結果を申し上げると、三笘選手もヒーローになりきれませんでした。
88分、上田選手がまたもやヒーローになれず…。
交代枠を一つ残したのは勿体なかったと思います。
いろいろなテストもあったのでしょうけど、後半のどこかで浅野選手あるいは林選手を投入しても良かったのでは…。
上田選手のパフォーマンスが良かったから替えられなかったのかもしれませんけど。
それと、MF3人がいかに屋台骨として貢献していたかがよく分かりました。
昨日の先発3人も悪くは無いのですけど、オーストラリア戦の3人の方がボール回しの安定感があるように思えました。
DF谷口選手も良かったです。
守備に安定感があることと、長い縦パスを入れられるところは強みだとあらためて感じました。
試合の内容・結果は別として、川崎フロンターレのOB・現役の多数の選手のプレーを観ることができて満喫できました。
昨夜は、それだけの試合でした(苦笑)。
冒頭のスタッツで引分けは無いですよ。
本戦は半年以上先ですが、不安が残る塩っぱい引分けでした。