昨日のアウェイG大阪戦…

最後に勝点1を拾った試合になりました。
相手ゴールキーパーには気の毒でした…。

この試合の前日、過去に録りためたファイフロを見ては消すの作業をしていました。
たまたま見てしまったのが、2019年のアウェイG大阪戦の2-2のゲーム。
「嫌なものを見てしまった」と思っていたんです。
たまたまですけど、昨日は同じ得点結果でした。




川崎 2-2 G大阪



昨日は、前節では体調不良でベンチにも入らなかった知念選手と佐々木選手が先発出場。
ベンチにも入らない大島選手はどうしたのかと心配です。



前半

入りからガンバペースでしたが、先に失点するとは思いませんでした。

危険なシーンは、齊藤未月選手が浮かせたシュートと34分の失点シーンぐらいだったでしょう。
失点シーンは、決めたガンバ・山本選手を褒めましょう。
よく浮かさずに抑えて蹴りました。

川崎は家長選手を温存したこともあるのでしょうが、右サイドの攻撃が少なかったです。
前半が終わった時点で、左サイド:中央:右サイドの攻撃比率は、50:21:29。
左サイドの攻撃に比重がかかったのは、チャナティップ選手の存在でしょう。

41分、そのチャナティップ選手のキープからのドリブルが得点に繋がりそうになりました。

遠野選手へのスルーパス、遠野選手からレアンドロ ダミアン選手へのラストパス…。
ここは、本当に惜しかったです。
それにしても、チャナティップ選手…ボキャブラリーがなくてすみませんが、一言…上手い!

20分の谷口選手が遠目から知念選手へ長いクロスを入れたシーン…私は、良かったと思います。
シンプルにボールを放り込むと、何かが起こる予感を与えてくれます。

全体的には、上手く試合を運べなかった45分だったと思います。



後半

開始から5分間で、分厚い攻撃により得点できてもおかしくないシーンがありました。

そこが残念でした。

57分、宇佐美選手がケガ…チャナティップ選手と交錯したのかと思いましたが、自分で捻った感じでしたね。
軽症であることを願うばかりです。
「お大事に」としか申し上げようがないです。

58分、川崎が一気に三枚替えで勝負。
小林悠選手を前線に、家長選手・小塚選手を二列目に配置しました。

川崎がボールを持つものの、攻撃がスロー…。
家長選手がボールを止めて保持し、相手のどこに穴が開いているのかを見ながらの攻撃です。
しかしながら、ガンバの守備陣形が整っているので、穴が開いていない…。
家長選手が相手からプレスを掛けられると、今度はボールを回し始めるというスタイルでした。

勢いで仕留めるというより、誰かに綺麗に一発で合わせることを狙っていたのでしょうね。
しばらく同じような攻撃スタイルが続きました。
素人目ですが、逆に速攻を交えると良いと思って見ていました。

75分
小塚選手がドリブルで中に切り込み、ファーにいる宮城選手へクロス、宮城選手が見事なワントラップで落ち着いて決めました。
88分のゴールポストに弾かれたヘディングシュートと言い、短い時間ながら宮城選手のパフォーマンスは素晴らしかったです。
それと、スローな攻撃が続くなか、小塚選手のドリブルが効果的だったのかもしれません。

77分
ガンバ・小野瀬選手によるミドルシュートによる失点。
宮城選手の足に当たったのでしょうか。
得点直後の失点は、勿体なかったです。
このシュートも、相手を褒めるしかないでしょう。

90+5分
残り1分、小林悠選手が相手ゴールキーパーの隙をついてボールを奪い、レアンドロ ダミアン選手にパスを送り、ワンタッチで決めました。
こういうシュートって、枠を外しそうなものですけど、さすがでした。
お気の毒な気がしますが、小林悠選手の技あり(?)のプレーでした。




鬼木監督の試合後のインタビューの表情は厳しかったです。

切り取った部分もありますが、以下のような感じです。
「(90分通して)あまり良くなかった。(最後まで諦めなかったことは)プロなんだから当たり前。自分たちの戦いをもっとやらなければならなかった。そうさせられなかったのは自分の責任。最後まで怖い攻めができたのか、そこは考えなければならない。(次節はホームに帰って)みんなに喜んでもらえるようなアグレッシブなサッカーを、もう一回やりたい」

腸(はらわた)が煮えくりかえっているように見受けました。

三枚替えした後のゲーム運びに、納得していないのではないでしょうか?

その時間帯は、インタビューでの言葉を借りれば、怖い攻めではなかったし、アグレッシブなサッカーではなかったのでしょう。

それとも、90分全てに納得していなかったのかも?

申し上げました通り、家長選手は相手の陣形の穴をつくため、プレーに少々時間をかける選択をすることがあります。
それが悪いということではありません。
ロスタイムでは、長い距離をドリブルで前へボールを運びましたし、引き出しの多い選手です。

あの時は、家長選手がボールを前へ運んだからこそ、最後に同点に追いつけました。


ただ、ほとんどの選手がボールを家長選手に預け、そこからペースがゆっくりになるので、ガンバが守備をしやすくなっていたと思います。
各選手は、どうしても一番頼りがいのある家長選手にボールを集めてしまうのでしょうね。

この辺りが、鬼木監督がインタビューで話した「(相手にとって)最後まで怖い攻め」ではなかったのかもしれません。

皮肉なことに、同時投入された小塚選手がスピードをもって中へ切り込んで行った結果、得点できました。




90+4分までは敗戦が濃厚でしたから、形の上では最後の最後に勝点1を拾ったということでしょう。
しかし、本来であれば勝点3を獲るべき試合だったように思います。
90分通して見ると、ガンバの時間もありましたが、勝点3をあげられるチャンスもありました。
勝点2を落としたゲームだったと考えるべきかもしれません。

中3日と移動による疲れもあったと思いますけどね…。



とにもかくにも、5連戦が終わりました。

34分の5が終わり、早くも怪我人が2人(車屋選手と登里選手)出てしまいました。
コンディションが整わず、ベンチに入れない選手もいました。
新型コロナの陽性反応が出た選手もいました。
5試合だけですけど、いろいろなことがありましたね。

ひとまず、お疲れ様でした。

スーパーカップで、いきなり敗戦でスタートした今シーズン…。

リーグ戦5試合で3勝1分1敗は、まずまずではないでしょうか。

選手・スタッフは満足していないことと思いますし、そうであって欲しいです。