昨日のACL出場組の前倒しゲームのアウェイ横浜F・マリノス戦…



川崎 2-4 横浜FM



昨日の試合を観た限りでは、「力の差」を感じました。

それは、「スタイルの違い」かもしれませんけど。


マリノスは開幕戦で、セレッソ戦で引分けに終わりました。
だけど、自分たちのサッカーに自信を持っていますね。
そのマリノスのサッカーを、川崎は抑えられませんでした。




川崎は、橘田選手がようやく先発メンバーに名を連ねました。
宮城選手も今季初先発…こちらは、マルシーニョ選手が、罹ってしまったのでしょうか…。



前半

マリノスは遠目からでもゴール前にどんどんクロスを上げてきました。
それと、川崎・登里選手が裏をとられるシーンが何度かあり、その際には深い位置からクロスを上げました。
クロスで上げたボールがゴール前のマリノス攻撃陣にピンポイントで合った時のことを考えると、怖かったです。

川崎は今シーズンの3試合で一番良い出来の前半だったと思います。
攻撃の形ができて、流れの中でシュートまで持って行けていました。

32分
登里選手からの縦パスを橘田選手が折り返して、家長選手が落ち着いて決めて先制しました。

押されていましたから、「今日は行けるんじゃないか」と勇気が出ましたよね。

PKを与えそうなシーンが何度かあったことは反省です。



後半

余裕のある戦いをするために、川崎は先に2点目が欲しい…。

結果は、45分間で4失点(涙)。

 

1失点目と2失点目の連続失点で、マリノスに大きな勇気を与えてしまいました。

この後も点の取り合いがありましたけど、私はここが敗因だと思います。

 

 

後半の失点について…

素人目ですけど、横浜F・マリノスにあって、川崎フロンターレに足りないと感じた点が以下の3つです。

これらが「力の差」か、あるいは「スタイルの違い」なのだと感じています。


1 攻撃の速さ
2 遠目からのクロス
3 思い切ったミドルシュート

 

 

1 攻撃の速さ

これは、2失点目です。

右サイドからの折り返しで決められました。

エウベル選手といい、ゴールへ飛び込んだ仲川選手といい、とにかく速いです。


ゴールに至るまで、川崎の選手の誰かが止めることができたようにも思えます。
それでも止められないのは、マリノスの選手のスピードに川崎の選手がついていけていなかったからではないでしょうか。
その速さのおかげで、マリノスの選手の方が体を先にうまく入れることができて得点に至ったのだと思います。

 

 

2 遠目からのクロス

これは、1失点目です。

前半から、ずっと懸念していました。

遠目からでもゴール前にクロスを放り込むことが、何度もありました。

とうとうエウベル選手にピンポイントで合わされてしまいました。

 

73分には川崎の攻撃で、山根選手からのクロスを知念選手が決めました。
このクロスは深い位置からのクロスでしたから、定石通りのクロスです(悪く言ってるわけではないので、念のため)。
マリノスはもっと浅い位置、つまり遠目からでもクロスを入れます。
ここがマリノスと川崎の違いだと感じました。


3 思い切ったミドルシュート
これは、3失点目と4失点目です。

 

3失点目は、エウベル選手によるミドルシュート。
どうやら橘田選手に当たったようで、GKチョン ソンリョン選手は動けず、ある意味でアンラッキーな失点です。
ミドルシュートを打てば、こうした何かが起きる可能性があります。

遠目からでも、シュートを打つことに意義があると感じさせられました。

4失点目は、仲川選手によるもの。
川崎の追い上げムードでしたけど、見事なミドルシュートでした。
試合終了後のインタビューで、「練習でもなかなかできない。10回打って1回決まる程度」と言っていました。
そんなチャレンジをさせるぐらい、相手に精神的な余裕を与えていたのですね。

その余裕は、2失点目でイケイケドンドンにさせたところあたりにあったのかなと思います。
 

 

 

1について、川崎に攻撃の速さがあまり無いのは、仕方がないのですかね。

速さよりも崩しに重きを置いているような気がします。

極端に攻撃が遅いわけではないのでしょうけど、マリノスと比べると差を感じます。

2の遠目からのクロスは、川崎もドンドン放り込めば良いのだと思います。
レアンドロ ダミアン選手がいるんですから。

3のミドルシュートについても、もっと打ってみては?

打つことによって、3失点目のように何かが起きる可能性があります。

 

ご批判もあろうかと思いますが…
なかでも、家長選手に2と3のプレーを期待したいです(いまのプレーに不満があるわけではないので、念のため)。

家長選手は自軍の攻撃陣形が整うまでボールを保持して、時間を作ることができる選手です。

その家長選手がミドルを打ったり、遠目からクロスを上げると新たな攻撃スタイルになり得ると思うんです。

若い選手もそれに続けると思います。

いまの家長選手の熟練したプレースタイルに、上記のようなスタイルのプレーを加え、攻撃の活性化に繋がることを期待したいです。

 

 

 

負けはしましたけど…
3失点目は、ちょっとツキが無かったです。
4失点目は、仲川選手も言うように、なかなかできないゴールです。
ですから、そんなに気落ちする必要もないです。

2失点目を1失点目の直後にすぐに取られたところ…あそこは大いに反省が必要です。

流れがマリノスに行ってしまいましたから。

 

 

負け犬の遠吠えになりますが、マリノスの守備力は去年より落ちたかなと思います。
川崎の2点目と幻の3点目は、ゴール前の競り合いで川崎が勝りました。

特にコーナーキックへの対応は、セレッソ戦も含めて苦労しているみたいです。

今シーズンは団子レースかもしれませんね。

先のことは分かりませんが…。

 

 


マリノスは、自分達のサッカーを貫いて勝ちました。
気になるのは、川崎はスーパーカップを含めた3試合を終えて、自分達らしさが出せていないような…。

「王者」なんて言われているので、相手は対策を練って臨んできますから仕方ない部分もあるでしょう。

相手を上回るものが、なかなか見られません。

昨日の1点目は、川崎らしさが出せましたかね。



現時点では、エンジンのかかり具合があまり良くないようですけど、ここからですよね。

次は、中2日で鹿島戦です。
厳しい日程ですが、攻撃が少しずつ良くなっているので期待しています。

 

 

 

最後に…

昨夜、レアンドロ ダミアン選手の最優秀選手賞記念グッズが発送されたとのメールが届きました。

これが届くことで、気分を変えられそうです。