昨日の天皇杯準決勝大分戦…
「カタノサッカー」に負けました…。

 

 

 

川崎 1-1 大分(PK:4-5)




まずは、大分トリニータの決勝進出、おめでとうございます。

「決勝に進むことができたら、セレッソさんと対戦したい」などと呑気なことを申していた自分が恥ずかしいですわ(苦笑)。

ちなみに、そのセレッソさんも悲しい結果となりました。



リーグ戦優勝後の残りのゲームは、個人的には「勝つに越したことがない」試合と思ってきました。
昨日の天皇杯のゲームから「勝たなければならない」試合となり、ヒリヒリする思いで観ました。


負け惜しみに聞こえると思いますけど…
この対戦が夏の週2試合の連戦が続く頃の試合でしたら、別の結果があったのかもしれません。


リーグ戦が終わってからの天皇杯は、対策に十分な時間を確保できます。
その対策を取って試合に臨んだ大分さんに軍配が上がりました。
大分さんはいつもと違うフォーメーションで臨み、川崎対策が功を奏しましたね。



試合開始当初から大分の選手のプレスが強く、川崎らしい細かいボール回しができなかったです。
その後、川崎が少しずつ流れを持ってきてミドルシュートを連発するも、大分・GK高木選手の好セーブの連発に何度も天を仰ぎました。
古巣の川崎相手で、高木選手は相当気合いが入っていたと思います。

それを見事に、プレーで表現しました。

敵ながら天晴れでしたよ。


川崎にはFK・CKなどのセットプレーのチャンスが何度もありました。
一つぐらい決めていればと、そこは悔やまれます…。

いつものようにゴール前でのパス回しの時間帯が多く、いかに相手陣形を崩すかということの繰り返しでした。
来シーズンは、速攻で点を獲りに行くスタイルを一つ加えて欲しいですね。



試合は0-0のまま延長戦にもつれ、113分の待望の先制点の時には、正直言いまして「勝った!」と思いました。
出場機会の少なかった小林悠選手が決め、喜びのあまりテレビの前で一人泣きしました。

その後、ロスタイムで攻撃参加をしていた相手CBトレヴィザン選手に頭で決められ、同点…。

また、天を仰ぎました。
この試合では、何度、天を仰ぎましたかね(苦笑)。



PK戦に入りましたが、それはそれでチョン ソンリョン選手と高木選手の対決は楽しみでした。


大分のPK1本目…

大分・下田選手の蹴ったボールがゴールポストに弾かれたものの、チョン ソンリョン選手の体に当たり、ゴールに吸い込まれました。
あのシーンを見て、「大分さん、何か持ってるんだよなぁ…」と思い、負けの予感がしました。
その後、川崎も流れを戻しつつも、逆にPK失敗で流れを渡すこともあり、結果は冒頭の通りです。
 

 

 

負けましたけど、なぜか悔しさがありません。
ホーム等々力でゲームをすることができ、あれだけシュートを打って、そして最後の最後に先制点を獲って…それでも勝てなかったのですから…。
清々しい思いです。

逆に、大分さんの守備の素晴らしさやチームとしての粘りに脱帽です。

試合終了後、片野坂監督が中心となって大分サポーターさんの前で勝利を喜んでいました。
そういうシーンを見ても、まったく悔しさが込み上がりませんでした。
とても微笑ましく拝見できました。



冷静に考えると、この強い大分が来年はJ2へ。
サッカーって、本当にやってみなければ分からないです。
そこが面白いんですよね。



川崎フロンターレの今シーズンが終わりました。
リーグ戦で連覇できたことを喜びつつ、もう一つ何か獲って欲しかったなという思いもあります。
そのお楽しみは来シーズンに…。

 

さぁ、川崎もそろそろストーブに点火して、ストーブリーグに参戦しましょうか。

一年間、お疲れ様でした。