明日12月4日は、J1リーグの最終節が開催されます。
長くて、密度の濃い一年でした。
リーグ優勝はすでに川崎フロンターレがいただきました。
2位と3位も確定しました。
天皇杯の結果次第で、4位がACLへ出場できる可能性があるんですよね?
その4位がまだ確定していないので、これは一つの楽しみです。
もっとも壮絶なのは、残留争いでしょう。
15位・清水(勝点39)、16位・湘南(勝点36)、17位・徳島(勝点36)のうち、2つのクラブが来年もJ1で戦うことができます。
要するに、3つのクラブのうち一つだけが降格します。
3クラブの対戦カードは、以下の通りです。
清水は、ホームC大阪戦
湘南は、アウェイG大阪戦
徳島は、ホーム広島戦
ここ5試合、C大阪は2勝3敗、G大阪は3勝2敗、広島は1分4敗です。
この数字だけを近視眼的に見ますと、徳島に追い風が吹いているのかなと思います。
清水は引分けでOK。
湘南と徳島は、勝たなければなりません。
14時キックオフの同時刻開催ですから、16時前ぐらいには泣き笑いがあることでしょう。
そんな残留争いに水を差すような出来事を、徳島のサポーターが引き起こしました。
詳細は省きますが、徳島のサポーターによる湘南に対する侮辱です。
決して許すことはできないような内容です。
サッカーというのはイメージ商売でもあります。
たとえば、横浜F・マリノス関連によると思われる指笛事件がありました。
あの頃、「強すぎる川崎は好きになれないが、指笛事件で川崎に優勝してほしいと思うようになった」という類のネットへの書き込みが多かったと記憶しています。
川崎フロンターレも、2009年のナビスコカップ(現・ルヴァンカップ)決勝戦後、首にかけていただいた銀メダルを外す選手が何名かいて、叩かれたことを忘れてはいけません。
ここへ来て、残留争いをしている徳島に対して厳しい目を持ったサッカーファンが増えたのではないでしょうか。
徳島が降格したからと言って許されるものではないですが、大事な時期にイメージが悪くなりました。
選手・スタッフ、そして該当サポーター以外のサポーターの皆さんもお気の毒にと思います。
「悪因悪果」という言葉があります。
悪い行為には、必ず悪い結果や報いがあるという意味です。
残留争いの行方や如何に…。