11月7日(日)に開催された伊勢路を駆ける全日本大学駅伝…
駒澤大学の連覇、おめでとうございます。
母校・青山学院大学は、アンカー勝負で8秒差に泣きました。
残念でしたが、最後に力負けしました。
素人の見方ですが、青山の選手の走りを中心に振返ります。
1区・志貴君(2年)
ラスト1キロ前で自ら勝負に出て、トップに立つという積極的な走り。
最後は、駒澤・國學院・中央に抜かれましたが、5秒差の4位。
ナイスランでした。
2区・中村君(3年)
用事がありテレビを見ていないのですが、区間14位。
う~ん、大ブレーキでした。
10位通過で、トップと1分13秒差の10位通過。
3区・岸本君(3年)
青山の駅伝男が帰ってきました…区間3位(日本人トップ)。
区間1位の東京国際・ヴィンセント君には1分9秒の差を広げられましたが、岸本君も良い走りでした。
昨シーズンの箱根は、神林君のケガが誤算でしたけど、岸本君の欠場も痛かったんですよね。
今シーズンの箱根には大いに期待!
8位通過で、トップと2分1秒差。
4区・高橋君(4年副主将)
襷を受けてから、積極的に飛ばしました。
途中でバテるのではないかと心配しましたが、順位を上げる快走で区間賞を獲りました…おめでとう!
6位通過で、トップと1分24秒差。
5区・佐藤君(2年)
さすが、昨年のスーパールーキーです。
小さくて、かわいい顔しているのにとにかく速い…区間賞、おめでとう!
3位通過で、トップ早稲田と19秒差。
この先に期待が持てました。
6区・若林君(1年)
持ちタイムは良いものの、今年の出雲駅伝は苦いデビューの1年生ランナーです。
しばらく順天堂と東京国際と並走したものの、6.5キロあたりから置いて行かれました。
たしかに、東京国際の丹所君は、出雲に続き強かったです(区間新)が、もう少し粘りたかった。
若林君は区間12位で、これまた大ブレーキ。
トップと1分36秒差の6位フィニッシュ。
個人的に、諦めムードへ…。
東洋大学の選手が、途中で止まってしまい、見てて痛々しかったです。
残り2キロを切っていましたし、襷を繋げて何よりでした。
7区・近藤君(3年)
青山のエース・近藤君が、日本人学生のエース駒澤・田澤君にどういった勝負ができるか楽しみにして見ました。
6キロの給水ポイントで、田澤君が引き離しにかかりました…やはり強い。
その後、近藤君は6~8秒差でずっと田澤君に着いて行き、粘りました。
最終的には18秒差をつけられましたが、2位通過のナイスランでした。
8区・飯田君(4年・主将)
2年前、同じ区間を任され、トップで襷を受けたものの、東海・名取君に追い抜かれ悔しい思いをしました。
その悔しさを晴らすため、志願のアンカー。
早々に駒澤に追いつくも、追い抜かずに並走。
最後の2キロ弱で駒澤に振り切られ、着いて行くことができませんでした。
4区・高橋君、5区・佐藤君のように、前の走者に追いついた時点で、そのままの勢いで追い抜かなかったのか、それとも追い抜けなかったのか…。
リベンジなりませんでした。
青山学院大学は出雲駅伝に続き、全日本大学駅伝でも2位でした。
何かが足りないのでしょうね。
区間賞を獲れる戦力が数名いながらも、区間10位台の選手もいて、レースに波があるという点が課題でしょうか。
青山学院は「選手層が厚い」と言われた頃もありましたが、いまはそうでもないのかもしれません。
原監督のコメントでは、「(補欠の)登録メンバーにも優秀なランナーが数多くいた。期待値で出した選手もいた。今回の負けは監督の采配ミスと認識している…」と。
箱根駅伝に向けて、さらに今後の中心選手とならせるために、全日本大学駅伝で自信を付けさせたいということで、賭けてみた選手がいたのでしょうね。
登録メンバーにもっといい選手(たとえば、出雲で力を発揮した横田君とか)がいたのならば、やはり悔やまれます。
距離の短いスピードレースの出雲と距離が長く8人で襷を繋ぐ全日本で、ともに結果は2位。
ある意味で、力は安定しています。
一人20キロを、しかも10人で競う箱根駅伝は、どこの大学もメンバーを揃えるのに四苦八苦です。
青山学院大学にも十分チャンスがあると思っています。
今シーズンの駅伝の最後を笑って終われるように、残り約2ヵ月で更なる高みを目指してほしいです。