川崎浮世絵ギャラリーでは、「広重 六十余州名所図会」が開催されています。

 




浮世絵の中では風景画が好きなので、歌川広重は最も好きな絵師のうちの一人です。

浮世絵について素人の私は、「東海道五十三次」や「名所江戸百景」といった有名なものぐらいは知っています。

こういった全国の風景を描いたものもあることは初めて知りました。

遠くは、対馬の風景も描いています。
驚いたことに、これらの絵のほとんどについて、広重は足を運んでいないんですね。

たしかに、あの当時、対馬を訪れるのは時間に加えて、困難さがあったと思います。
これらの作品はかつての資料を参考に、あるいは人伝(ひとづて)にその情景を聞いて、絵として起こしたのでしょうね。
名作ぞろいです。



川崎市は、相変わらず「まん延防止等重点措置」の対象地域です。

積極的にお越しくださいとは言えませんが、全国を旅する代わりに、広重が描いた風景を鑑賞されてはいかがでしょうか。



会期は、今週末7月4日(日)までです。
お見逃しなく!