失業手当がもらえる方の枠が少し広がりました。
10月14日の日経夕刊からご紹介します(Q&A方式です)。

 

 

失業手当受けるには 月80時間勤務も対象に

 

 

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Q:
パートタイムで働く主婦です。雇用保険には加入していますが、1週間の勤務日数が少なく、いざという時に失業手当が受けられるか不安です。

A:
雇用保険で失業手当(基本手当)を受給するためには、被保険者期間の条件を満たす必要があります。その算定方法が法改正により8月1日から変更となりました。

自己都合で退職した場合、被保険者としての期間は退職日までの2年間に通算12カ月以上が必要です。従来は賃金払いの基礎となる勤務日数が11日以上なければ1カ月としてカウントされませんでした。改正によって日数だけでなく、労働時間数が80時間以上ある月も1カ月として計算できるようになりました。

飲食店や小売業などでは1日の労働時間が長く、週の勤務日数が少ない契約で働くパート社員らがいます。例えば1日10時間で週2日働くといった場合は、月の勤務日数が8~9日にしかならないため、11日という基準を満たすことができません。結果として、保険料を払っても被保険者期間が足りずに給付を受けられないことがありました。今回の変更により、月の労働時間が80時間以上という条件は満たせるようになり、受給が可能になりました。

 

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