うるう年につき、先月は2月29日までありました。
ネットのニュースで知ったのですけど、この日が誕生日の有名人は多いようです。
赤川次郎さん、峰隆太さん、飯島直子さん、いきものがかりの吉岡聖恵など…
2月29日という日は4年に一回しか来ないですが、2月29日生まれの人も1年ごとに歳をとります。
そりゃそうですよね。
成人式に80歳ぐらいの人がいたら、それは驚きです…。
では、2月29日生まれの人は、いつ歳をとるのでしょう。
「年齢計算ニ関スル法律」という法律があります。
この中で、年齢は出生の日より起算すると定められています。
それにより、生まれた翌年以降、誕生日の前日が満了するたびに1歳ずつ加算されます。
これ、知らない人が多いかもしれません。
たとえば、1月1日生まれの人がいたとして、その誕生日が20回目であれば、その1月1日は「20回目の誕生日」であるわけで、20歳になるのはその前日の12月31日が満了した時点です。
というわけで、2月29日生まれの人は、2月28日午後12時をもって1つ歳をとります。
2月28日は毎年ありますから、2月29日生まれの人も1年ごとに歳をとるわけですね。
逆に、3月1日生まれの人は、2月28日の午後12時に歳をとる場合と2月29日の午後12時に歳をとる場合に分かれるのでしょうね。
日頃気にする必要はないことでしょうが、老齢年金の受給権が発生する場合にかかわりが出てくる人がいます。
それは、毎月の1日生まれの方です。
原則として、老齢年金は65歳になった日に受給権が発生します。
先ほどの例で言いますと、1月1日生まれの人は12月31日に65歳に到達しますから、年金の受給権は12月に発生します。
損得はないのでしょうけど、1日生まれの人は少しお得な気がしなくもないです。