先々週末、実家に帰ったのですが、行きは京都、帰りは大阪で下車しました。
大阪の途中下車に関しましては、先日のエントリーで書きました。
この両都市で途中下車した一番の目的は、「浮世絵」を見たかったから…。
ここ数年、できる限り、上野へ美術を見に行くように心がけています。
私にとって、見ていて楽というか、分かりやすいのは浮世絵です。
特に、風景画は現代の風景と江戸時代当時の風景とのギャップが、面白いときがあります。
まずは、京都。
「京都浮世絵美術館」へ行って参りました。
葛飾北斎の「冨獄三十六景」が展示されていました。
かつて、会社勤めをしていた頃、ロンドンの取引先の来訪を受けた時、お土産に「神奈川沖浪裏」を送りました。
浮世絵は、西洋の方に喜ばれるんですよ。
そして、大阪。
「大阪市立美術館」の「メアリー・エインズワース浮世絵コレクション -初期浮世絵から北斎・広重まで」。
この特別展は、ノーマークでした。
天王寺あたりをブラブラしていたら、たまたまポスターを見かけまして…幸運でした。
そして、「大阪浮世絵美術館」。
ここでは、歌川広重の「東海道五拾三次」が展示中です。
すべて揃っているのはなかなか珍しいと思います。
グッズショップには、多くの中国人観光客が土産物を買い求めに来ていました。
東洋でも人気があるんですね。
洋の東西を問わず、浮世絵は人気があるのだと思います。
浮世絵を鑑賞しはじめて、まだまだ日が浅いのですが、私は「東海道五拾三次」がお気に入りです。
役者絵や大首絵、美人画などの人物画よりも、風景画の方が見ていて目に優しい…。
大阪浮世絵美術館では、お土産に「東海道五拾三次之内 川崎」のポストカードを3枚ほど買いました。
画像はお借りしました。
同じものを3枚も買ったので、店員さんから「何かゆかりがあるのですか?」と聞かれ、「近くに住んでいるんです」と答えました。
たしかに、この絵を買うのは珍しいのかも?
歌川広重の作品が出来てから200年弱が経ちますが、原風景はこんな感じです。
無機質と言いますか、味気なくなってしまいましたね…。
最後に…
先週末、横浜そごうの「北斎展」へ行って参りました。
この展覧会の展示物は、すべてリ・クリエイトです。
一番良かったのは…
「山下白雨(さんかはくう)」(通称:黒富士)の右下の稲妻が「令和」となっているリ・クリエイト。
遊び心があって、いいです!