私たちの健康保険料が仕送りになっているのをご存知ですか?
4月24日の日経朝刊から抜粋します。

 


健保収入4割、高齢者へ「仕送り」 現役世代、高まる不満

 

 

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健康保険組合連合会(健保連)は23日、2018年度の予算集計を公表した。健保組合は、多くの会社員が自身の病気やケガへの備えと考えている医療保険制度だが、従業員と企業が負担する8兆円余りの保険料収入のうち、4割強は高齢者の医療費を賄うための「仕送り」に回る。その苦境をみると、誰のために保険料を払っているのか、との疑問も浮かぶ。

 

「もはや保険とはいえない」。健保組合の関係者はいう。「保険」とは本来、お互いに費用を少しずつ出し合い、リスクが現実となった際に応分の給付を受けられるもの。保険料を払う加入者のための仕組みだ。

 

だが高齢者医療の世界は事情が異なる。「保険」の枠組みの外側にまで、支え合いの考え方を大きく広げているのだ。

 

主に大企業の健保組合の集まりである健保連の集計によれば、加入者への保険給付よりも高齢者医療への拠出金の方が多い組合は、全体の2割にあたる283組合に上る。収支が赤字の組合は62%に達し「仕送り貧乏」が常態化しつつある。

 

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