少し前ですが、「安藤忠雄展-挑戦-」へ行って参りました。
開催場所は、六本木の「国立新美術館」です。
余談ですが、この国立新美術館自体の設計は、黒川紀章さんとのことです。
最近、美術館へ足を運ぶことが多いのですが、絵画と建築とは少し趣が違いますね…。
建築物は立体であることと、やはりスケールが大きいですね。
スケールが大きいのにもかかわらず、設計時点での模型の精巧さは見事でした。
いくつか写真を撮ることができるコーナーがありましたもので…
まず、野外展示場に原寸で再現された「光の教会」です。
最近は寺社へ足を運ぶ機会が多いのですが、教会もいいものです。
そして、直島の模型のようなコーナーがあります。
そこでは、直島の動画も放映しています。
「直島(なおしま)」という島をご存知ですか?
ベネッセさんのお力で、芸術の島として脚光を浴びています。
安藤忠雄さん設計による建築物もあります。
「瀬戸内国際芸術祭」の際には、外国からも多くのお客さんが詰めかけます。
この直島は、私の実家のある香川県にあります。
位置するのは香川県の対岸の岡山県の目と鼻の先です。
いまは瀬戸大橋が開通していますが、橋がない頃は、連絡船を使っておりました。
連絡船が岡山の港(宇野港)を出港して、すぐ左手にあるのが直島です。
島にある山には樹木があまりない、いわば「禿げた島」でした。
当時は、あまり存在感のない島だったように思います。
なんて偉そうなことを言いつつ、私は直島を訪れたことは一度だけ…。
大学時代に、友達の実家(漁師さん)の船で直島まで泳ぎに行ったことが一度だけ。
いま考えると、あんなに小さな船で、よくも瀬戸内海を縦断したと怖くなります。
国立新美術館での「安藤忠雄展-挑戦-」は、12月18日までです。
一度、足を運んでみてはいかがでしょうか?