賃金制度の見直しについて、首相が言及…10月23日の日経朝刊から抜粋します。


首相「年功見直しと賃上げ両立を」 政労使会議 子育て世代に力点

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首相は「経済の好循環を拡大するには、賃金の水準と体系の両方の議論が必要になる」と述べ、年功序列型の賃金を見直して全体の賃上げも実現するよう訴えた。
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ご記憶にあるかどうか…
昨年の政労使会議で、首相が賃上げを求め、今春闘では一定の成果を収めることができました。
何年かぶりに、賃上げが2%を超えました。


そのときも、「あれ?賃上げなんていう労使の協議事項に政治が口を出すか?」と少し違和感を持ちました。
それぐらいしないと賃上げできない膠着状態が続いているのかと自分を納得させましたが…。
実際に成果があったように思います。


今回の政労使会議では、賃金制度にまで政治が口を出しました。
口を出すというよりは、使用者側の背中を押すという方が適切かもしれません。


いずれにせよ、このあたりの問題は、法律云々の問題ではなく、「労」と「使」が話し合いで解決する問題で、本質的には「政」は無関係の問題と考えます。
と言いつつも、実際のところ背中を押しています…。
春闘の中でも、活発な議論が行われそうです。