私たちより上の世代の方だと、「子連れ」と言えば、「子連れ狼」でしょうが、最近では「子連れ出勤」という制度を設ける会社があるそうです。
10月25日の日経朝刊から抜粋します。


学級閉鎖…困ったとき子連れ出勤 企業、仕事との両立探る

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幼稚園が学級閉鎖になり、子供を預けられない――。

こうした場合に、社員が子供を連れて出勤するのを制度として認める企業が出てきた。
「いざというとき」の利用を見込み、企業にとっても社内保育所などと比べて低いコストで育児中の社員を支援し、人材確保につなげられる利点がある。

周囲の理解をどう得るかなどの課題もあるが、政府も女性の職場での活躍を後押しする中、取り組みが注目される。

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サイボウズという会社で、この子連れ出勤を試行中だそうです。

休憩時に使うラウンジの一角をついたてで区切り、そこに親御さんである社員がパソコンを持ち込んで仕事をし、子供たちは宿題やゲームをして過ごしたということです。
加えて、他社員の了解のもと会議の席でもそばにいさせたが騒ぐこともなく、問題はなかったそうです。


反響は…「何かあったら自分も試してみたい」という好意的な意見が多かったそうですが、「決められた場所以外で子供を見かけた。ルールを守れないなら中止してほしい」という声もあったとのことです。


会社の中に託児所を作るのは、膨大な費用と維持費がかかります。
しかし、基本的にお子さんは外で預け、何かあった時だけ会社に連れてくる…。

職場の協力が前提ですけれども、ちょっとした一工夫で導入できる制度かもしれませんね。