秋になったばかりですが、冬を超えて来春の話題です。


連合「ベア2%以上を」 春季交渉、物価上昇で上乗せ検討

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労働組合の中央組織である連合は2015年の春季労使交渉で、給与を底上げするベースアップ(ベア)について、2%以上を求める検討に入った。
一律のベア要求は2年連続となる。
物価の上昇が進んでいるため、今年の「1%以上」を上回る水準を求めることにした。


働いた年数に応じて基本給が増える定期昇給分は、今年と同じ約2%を確保するよう求める方向だ。


連合は2010年の春季交渉から4年間、景気の低迷を受けて統一のベア要求を見送っていた。
2014年は5年ぶりの統一要求として1%以上の水準を求めた。
企業の業績が回復し、政府も賃上げを強く促したことから、定期昇給分を含む賃上げ額の平均は5928円となった。
率にすると2.07%で、1999年以来15年ぶりの高い水準となった。

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昨年の春闘で、何年かぶりに賃上げ(定昇+ベア)が2%を超えました。
それでも、消費税の増税や円高などによる物価の上昇が賃金の上昇を上回っています。

つまり、実質的に賃金の上昇はマイナスになっていると言われています(物価の上昇を考慮した実質賃金は8月はマイナス2.6%)。


連合として、物価を上回る実質賃金の増額を要求するのは当然だと思われます。
まだ秋ではありますが、春闘は始まりつつあるのですね。