夜ベランダでまったりと過ごしていると、多摩川沿いの草むらの虫たちの鳴き声がよく聞こえます。徐々に秋が近付いていることを実感します。今朝も気温が低いですし…。
そんな夏の終わりにもかかわらず、春闘のお話しです。
8月16日の日経朝刊から抜粋します。


中小企業65%が賃上げ 経産省調べ、人手不足で囲い込み

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中小企業で賃上げの動きが広がっている。
経済産業省が15日に公表した調査では、今春に従業員の賃金を引き上げた中小・零細企業は65%と、前年度の57%から拡大した。
人手不足にともない、給与水準を上げて雇用を維持したり新卒の社員を雇ったりする事例が増えている。

全国の中小・零細企業1万380社から回答を得た。
賃上げした企業のうち、毎月の給与を底上げするベースアップ(ベア)を実施したのは36%だった。
5月に公表した大企業への調査(東京証券取引所の上場企業908社)では92%が賃上げし、うち47%がベアをしていた。
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賃上げをした中小企業が増えているようです。
3社に1社の中小企業がベースアップまでしています。

「余裕がないのですが、やむを得ず賃上げをしました」というのが、中小企業の本音かもしれません。
人手不足が中小企業を直撃しており、雇用維持のために給与水準を上げているわけですから…。


新卒の賃金も引き上げている模様です。
初任給って、大手も中小もそんなに変わらないんですよね。
つまり、いい人材を採るために、中小企業が大手に合わせて引上げられているのが実情です。


人件費増が、中小企業の経営を圧迫しなければいいのですが…。