これまで同じような記事を何度かご紹介して参りましたが、アルバイトが足りないようです。7月25日の日経朝刊から抜粋します。


バイト採用「足りぬ」3割 リクルート、企業調査 27%が時給上げ

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リクルートホールディングスが24日発表した人手不足の実態調査で、2014年4~6月にアルバイトやパートの採用を試みた企業のうち3割が予定人数を確保できなかったことが分かった。
気回復で正社員の求人が増えており、小売業や飲食業でバイトやパートの採用が難しくなっている。
人材を確保するために27%の企業が募集時の時給を引き上げていた。

バイトやパートを確保できなかった企業の割合は、小売業が44%で最も高く、飲食サービス業が42%で続いた。

バイトやパートの不足で、約6割の企業が事業に影響が出ていると回答。
11%は「深刻な影響が出ている」と答えた。
人手不足が解消する見通しがないとする企業は53%に達した。
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アルバイト採用の担当者は頭が痛いでしょうね。
私も、かつて企業で人事部門にいた頃、アルバイト採用に悩まされたことがあります。応募が来ない…。
ネットでの募集、紙媒体での募集やら、ハローワークへ求人票を出したり…。

何度か、アルバイト求人のネット会社の担当者の方に来ていただいて話をしましたが、どうやら会社の立地の悪さが原因のようでした。


いま、アルバイト採用に苦労しているのは、人手不足によるものです。
その理由は、人口減少による労働力不足によるものでしょう。
景気が回復したから人手不足になっているという説もありますが、実はその前の景気低迷の段階から労働力は不足していて、景気回復によりそれが鮮明になったのだと聞きます。


需給関係により、アルバイトの待遇が良くなることは好ましいことかもしれませんが、一方で企業がそれによって立ち行かなくなることは避けてほしいものです。