6月24日の日経朝刊から、国民年金の記事を抜粋します。


瀬戸際の国民年金、未納率なお4割 昨年度改善でも危うさ

ここから
自営業者や農家の人が入る国民年金の財政が逼迫している。厚生労働省の23日の発表によれば、2013年度の納付率は60.9%と、未納率がなお4割弱に上ることがわかった。

国民年金は会社員、公務員とその配偶者以外の自営業者などのための年金制度。パートや派遣社員など非正規労働者の一部も加入している。月額の保険料は約1万5千円で60歳まで支払い、65歳から月約6万4千円を受け取る仕組みだ。

厚労省の調査によれば、年金保険料を払わない理由として最も多いのが「保険料が高い」で回答の7割。2番目が「年金制度の将来が不安・信用できない」で1割だ。
ここまで


国民年金の納付率は、最低だった2011年度の58.6%と比べれば改善しているようです。
しかし、1990年代には85%前後あったそうですから、大幅に低下したままです。
社会保険庁の不祥事がたくさんありましたからね。


年金保険料を払わない理由の1位が、「保険料が高いから」で、これが7割。
2位が「年金制度への不安と不信」で、これが1割。

「年金制度への不信」により国民年金を納めない人が多いと思っていたのですが、私の認識不足でした。


国民年金は20歳から加入です。
家族の話で恐縮ですが、いま大学1年生の愚息は来年で20歳。
学生の身ですから、毎月1万5千円の保険料を払ってやろうかなぁと思っています。
申請により在学中の保険料の納付が猶予される「学生納付特例制度」もあるにはありますが…。

福沢先生と樋口一葉さんが一枚ずつ消えていく…痛ぁっ~。
「保険料が高いから」納付しない人がいるってことが身に染みて分かるような記事でございました。