6月16日の日経朝刊の「サーベイ」欄から、日本人の働き方に関する記事を抜粋します。


日本人の仕事ぶり 「働き過ぎ」75% 無理なく働ける制度設計を

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調査では今でも長時間労働の職場が多い様子が浮き彫りになった。4人に3人が「日本人は働き過ぎ」と答えた。そう回答した人が挙げた理由は「定時に帰れない人が多い」が最も多く84%。「長期休暇を取りにくい」が71%で続いた。

ホワイトカラー・エグゼンプションは時間の使い方が本人の自由になり、メリハリのきいた働き方が可能になる。しかし、こうした労働時間規制の緩和で長時間労働がなくなると考える人は19%にとどまった。

問題は仕事の多さだ。残業の理由のトップは「仕事の量が多すぎる」で5割を超えている。一人ひとりの職務や役割を明確にして、仕事が増えすぎないようにする必要がありそうだ。
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「日本人は働き過ぎだと思うか」という質問に対して、75%の人がイエス、25%の人がノーというアンケート結果だったそうです。
その理由として多いのが…
・定時で帰れない人が多い(約80%超)
・長期休暇を取りにくい(約70%)
・私的な予定より仕事を優先(約60%)
・生活費を稼ぐには残業が必要(約40%)

日本人は勤勉だなぁと感心しつつも、生活残業をやらざるを得ない実態もあるみたいです。


では、「なぜ定時で帰らないのか」という質問に対する理由として多いのが…
・仕事の量が多過ぎる(約50%)
・上司より先に帰りにくい(約40%弱)
・人員削減で過度に働かされる(約40%弱)
・仕事が複雑化し時間がかかる(約40%弱)
・労働時間短縮を交渉しにくい(約30%超)

せめて、二番目に多い「上司より先に帰りにくい」という部分ぐらい改善されればなぁと思いますが、いかがでしょうか?
勇気をもって、「お先に失礼します」と言って帰ればいいのでしょうが、これがなかなか…。