出産後も仕事をしたいと考える女性が増えているそうです。そんな記事を5月25日の日経朝刊から抜粋します。
女性新入社員の9割「出産後も仕事」
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2014年度の女性の新入社員のうち、約9割が出産後も仕事を続ける意欲を持っていることが、日本能率協会の調査で分かった。06年以降の8回目の調査で、過去最高となった。
出産後に仕事を続けるか聞いたところ、38.0%が「ぜひ続けたい」、51.8%が「環境が整えば続けたい」と答えた。計89.8%の人が働く意欲を持っており、12年の前回調査(85.3%)を4.5ポイント上回った。
保育所に子供を入れたくても空きがない「待機児童」問題をはじめ、女性が働き続けるための課題は多い。日本能率協会によると、将来の環境整備への期待が高い一方「男性の共働きへの理解が必要だ」と指摘する声も強いという。
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このところ、政府は女性の出産・育児後に働くため、いろいろな後押しをしています。
産前産後休業に関して、育児休業期間中と同様に、社会保険料が免除されるようになりました。
また、育児休業給付金という、育児休業期間中に雇用保険から補助される金額が増額されました(最大で休業開始前賃金の50%から67%へ引き上げ)。
ただし、出産前後に退職する女性は55~60%程度いると言われています。
2012年度の女性の育児休業取得率は83.6%と高水準にありますが、あくまでも退職せずに会社に残った女性のうちの取得率が高いわけで、退職する人の方が多いというのが事実です。
今年の女性新入社員の方が出産をする頃、「仕事を続けたい」と考える人がどれぐらいいるのでしょうかね。
政府の施策も必要ですが、育児休業を取りやすい雰囲気作りも必要かもしれませんね。