サービス業従事者のスキルを測定する新たな制度に関して、3月28日の日経夕刊から抜粋します。


サービス業に新資格 厚労省 まず流通など 非正規の待遇改善 

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厚生労働省は非正規労働者の待遇改善に向けて、2016年春をメドにサービス業で新たな資格制度をつくる。主に対面の接客が必要な業種が対象で、実務の能力を評価する。資格取得を目標に能力を磨いてもらい、正社員への転換や待遇がいい会社への転職に生かしてもらう。

新資格は流通・教育・健康など4つの業種から始め、その後さらに業種を広げる。試験は筆記と実務経験に加えて、現場での対応ぶりを見るロールプレーで評価する。例えば流通業であれば、店頭での売り場づくりや客からのクレーム対応などを面接官の前でやってもらう。

非正規労働者が多いサービス業は製造業に比べて生産性が低い。非正規の人は企業内で教育を受けにくい。新たな資格を目指して技能を磨くよう促し、待遇の改善や転職につなげる。
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転職市場が流動化する中で、サービス業従事者を採用する場合、そのスキルをどのように判断するかは難しいところです。
この記事の新たな資格については、採用する企業側からしても採用にあたって一つの判断要素となり得るのではないかと思います。
一方で、単に資格を持っているだけであまりスキルの伴わない人も出てくるかもしれないという懸念もあります。


いずれにせよ、こういう新資格制度ができて、技能を磨くことで新たなやりがいが生まれることは結構なことだと思います。
今後、どのような展開が行われるか、注目していきたいと思います。