おはようございます。
今日も宜しくお願い致します。


東急ハンズ、従業員の遺族と和解 過労死訴訟

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生活雑貨大手の東急ハンズ(東京)の従業員だった男性(当時30)が死亡したのは、過労が原因として、男性の妻らが、同社に計約9千万円の損害賠償を求めた訴訟の和解が成立したことが分かった。双方は大阪高裁への控訴を取り下げた。和解内容は明らかにされていない。

一審神戸地裁は3月、「死亡直前の時間外労働は月80時間を超え、業務と死亡の間に因果関係がある」として過労死と認定。会社に計約7,800万円の支払いを命じていた。妻側の代理人は「男性は、子どもの時から好きだった東急ハンズに就職できて喜んでいた。従業員の気持ちを考え、このような事故を繰り返さないでほしい」と話した。

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過労死のお話しです。
いたたまれない事件です。


長時間労働には三つのリスクがあると思います。
1.お金の問題  割増賃金の支払い
2.健康の問題  過労死のリスク
3.心の問題    精神疾患の発症または過労自殺のリスク


このケースは、2番目の過労死です。
過労死にはいろいろなパターンがありますが、長い期間しかも長時間、社員を働かせると疲労が蓄積し、過労死に至る可能性があります。
不幸にもそうなってしまうと、この記事のように民事訴訟で1億円近いお金の支払義務が生じることがあります。
中小企業さんに、そこまでの補償をできる余裕があるでしょうか?


明日は、長時間労働が過労死となる目安について書きたいと思います。


今日から夏休みが明けて、お仕事の方が多いと思います。
暑いですが頑張って参りましょう!
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。


(注)ご理解いただけるように分かりやすく、かつ端折って書きました。さまざまな例外等がありますので、その点はご理解くださいませ。