おはようございます。
今日もよろしくお願いします。
8月2日の日経朝刊から抜粋します。
伊藤忠「仕事は夜より早朝に」 残業削減へ手当増額 全社員対象
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伊藤忠商事は社員の働く時間を朝方にシフトさせ残業を減らすため、時間外手当の割増率を、夕方以降に残業するよりも早朝に勤務する方が高くなるように見直す。家族と過ごす時間などを確保するワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)に配慮した働きやすい環境をつくり、業務の効率化や人材確保につなげる。
半年間試験導入して効果を確認したうえで正式に就業規則に盛り込む。執行役員や取締役以外の約4千人の全正社員が対象で、海外勤務者も含む。
伊藤忠の就業規則では勤務時間は午前9時~午後5時15分。残業する場合、午後10時までの勤務には時間あたりの固定給に対して25%の割増金、午後10時~午前5時には50%の割増金を支給している。
新制度では午後10時以降の深夜残業を禁止。午後10時以降は職場を完全消灯する。そのうえで、従来は25%だった午前5時~同9時の早朝時間帯の割増率を50%に引き上げる。管理職はこれまで早朝の割り増しがなかったが、25%とする。
今後は早朝勤務を嫌う社員が仕事を自宅に持ち帰る「サービス残業」への対応が課題になりそうだ。
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労働基準法では、深夜(午後10時から朝5時まで)に仕事をさせた場合、25%の割増賃金を支払うよう定めています。
伊藤忠の場合、通常であれば、午前5時から午前9時までの早出残業の場合、25%分しか割増賃金(←午前9時から午後5時15分までの所定労働時間外だから)をつける義務がありません。
ところが、その部分を50%割増にしてまでも、朝型勤務に誘導しようというところに、会社の意気込みを感じます。
若い方だったら、朝早く出勤するよりも、夜遅くに働く方がいいかもしれませんね。
私ぐらいの世代になると、朝にサッと仕事を終わらせた方がいいかもしれません。
個人的に、半年間の試験導入の結果に非常に興味があります。
是非、成功して、労働時間削減の模範会社となればいいですね。
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。