おはようございます。
早くも5月へ突入。今年の3分の1が終わってしまいました。
今日もよろしくお願い致します。
昨日(4月30日)の日経夕刊の記事から抜粋です。


就職の悩み労組にどうぞ やりがい本音で答えます 組織率低迷「まず存在知って」

ここから
労働組合が大学生との交流の場を広げている。若手組合員が企業説明会とはひと味違う本音を語り、学生の仕事への不安の解消をサポート。学生にとって企業の採用担当者には聞きにくいことも質問できると好評という。労組は組織率の低迷が続く危機感があり、将来の働き手に労組を身近に感じてもらいたいとの思惑があるようだ。

「仕事は楽しいですか」「女性は結婚、出産しても復職できますか」。今月27日、東京・代々木公園で開かれた連合主催のメーデー中央大会で就活応援Cafeと銘打ったテントが設けられた。学生2、3人と先輩社会人3、4人ごとにグループに分かれ、1時間半ほど語り合った。
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労働組合が就職相談に乗るなんて、面白いと思ってピックアップしました。
労働組合と言えば、集団という力で労働条件や労働環境を維持・向上させることを目的としていますが、最近ではいろいろなことをやるのですね。
イメージアップにより、労働組合の組織率(現在の推定組織率は17.9%)を向上させることが目的であれば、ある意味で「労働組合による青田買い」のような気もします。

採用担当者がパワーポイントなどを駆使して、いい言葉を並べて学生の心を掴もうとする「会社説明会」より、労働組合による本音の受け答えの方が、入社後ミスマッチが起こらなくていいような気がしますがどうでしょうかね…皮肉に聞こえたらごめんなさい。

私もかつて、新卒採用の会社説明会で話をさせていただいたことがあります。
数百人の応募者がいて緊張しましたが、バラ色のような話ではなく、その職種の厳しいところやマイナス部分を協調して伝えるよう努めました。


記事は、以下のように繋がります。
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明日知恵塾の運営にも関わる藤村博之法政大教授は10年6月にNPO法人「人財育成ネットワーク推進機構」(東京)を設立。参加する労組は食品、医薬、繊維、電機など様々だ。月1回、土曜日の午後に学生約20人、社会人約10人が集まる。

藤村教授は「企業説明会や会社案内に出てくるのは華々しく活躍する先輩ばかり。学生の多くが入社後に現実とのギャップに悩み、2~3年で辞めてしまう」と指摘。「職場の実態を把握している労組なら仕事の大変さや喜びを本音で語れる」と話す。
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先ほど申しましたように、私はあえて会社説明会で厳しさやマイナス部分を伝えたつもりです。果たしてその年に採用した社員の皆さんは、何人ぐらいその会社に残っているのか…興味があります。


連休の中日ですが、今日も頑張って参りましょう。
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。