おはようございます。
今日もよろしくお願い致します。
今朝は朝刊から抜粋します。


去年のこの頃にも書きましたが、春闘たけなわなのでおさらいの意味を込めて、今年も書きます。

日経新聞からの抜粋です。
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ベアは勤続年数や職能などに基づいて定めた賃金表を書き換えて給与水準を引き上げること。定昇はこの賃金表に基づいて年ごとに給与が自動的に増える仕組み。企業側から見ればベアの実施は総人件費の底上げにつながる。春季労使交渉の賃上げは一般的にベアと定昇の合計分を指す。
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大きな会社さんになれば、賃金表というものがあると思います。
年功序列型賃金の中でもっともオーソドックスな勤続給で考えてみます…勤続10年で20万円、勤続11年で21万円、勤続12年で22万円という賃金表の会社があったとします。
Aさんが今年の春で勤続11年目を迎えるとしたら、お給料は20万円から21万円に上がります。この差額の1万円が定期昇給(定昇)です。自然に上がる分です。
企業が物価や他企業の水準などの社会環境を勘案して、勤続10年を20万5千円、勤続11年で21万5千円、勤続12年を22万5千円と賃金表を書き換えたとするならば、各勤続年数のアップ分の5千円がベースアップ(ベア)です。自然に上がるのではなく、会社が賃金表を改定することによって上がります。
Aさんの場合、賃金は20万円から21万5千円に賃上げされるという訳です。


しかしながら、最近では儲かっている会社でも、なかなかベースアップはしませんね。定昇のみを何とか実施するという会社が多いみたいですね。
儲かっている分は、賞与(ボーナス)で還元するという会社が多いようです。
定昇やベアで還元すると、その基本給がずっと維持されるわけで、会社としては怖いのでしょう。
賞与(ボーナス)だったら、上げることも下げることもできますからね。

皆さんの会社では、いかがでしょうか?


すっかり春めいてきましたね。
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。