おはようございます。
ボジョレーヌーボーを飲まれましたか?去年の味との比較は…う~ん、忘れてしまって分かりませんよね。だけど、美味しかったですよ。
どうでもいい話ですが、桜田淳子さんは去年のトマトの色と硬さをキチンと覚えていらっしゃいました…。
今日もよろしくお願い致します。


社会保険労務士関連のお話しです。
一昨日の新聞記事から抜粋します…職場で転倒事故増える 「非正規」の安全教育進まず

ここから
職場で転倒する事故が徐々に増えている。かつては建設現場などで目立った転落事故などが減少する一方で、2005年に労働災害のトップとなり、全体の約2割を占めるまでに。背景には小売業や社会福祉などのサービス業が増えた産業構造の変化があるが、この分野にはパートなど非正規雇用者が多く、安全教育が浸透しにくい事情もあるとみられる。

転倒事故を業種別に見ると、小売りや医療保健、社会福祉、飲食で1999年比1.4~4.7倍に急増するなどサービス業の増加が目立つ。具体的には、スーパーで商品仕分け中にぬれた床面で滑ったり、介護施設で1人で入浴介助してバランスを崩したりといった事故が報告されている。

背景には、「非正規雇用者の割合が高く、業務に熟練していない人が多いという事情がある」(厚労省)。従業員の入れ替わりが比較的多いため安全教育が浸透しにくく、製造業などに比べて作業工程を一律に管理しにくいといったケースもあるという。
ここまで


安全教育が浸透していないということであれば、会社側にも責任があるのでしょうね。
以前もご紹介したのですが、労働安全衛生法という働く人の安全や健康を守るための法律があります。
その中で(第59条)、「労働者を雇い入れたときは、当該労働者に対し、(途中略)その従事する業務に関する安全又は衛生のための教育を行なわなければならない。労働者の作業内容を変更したときについて準用する」と義務付けられています。

要するに、人を採用したときや異動させたときは、そこでの業務に関する安全についての教育をしなければなりません。
濡れた床で滑ってしまったりとか、入浴介助中にバランスを崩してしまったりということを、この教育によって防止することを期待することは難しいかもしれません。
ですが、この法律による教育以外にも、日常のOJTや、ちょっとしたノウハウの伝授などにより未然に防げる労働災害もあるのではないかと思います。


私が新卒でお世話になった会社での新人の頃の仕事は、いま考えるといろいろな危険と隣り合わせの仕事でした。
会社や先輩社員の方々から、ことあるごとに働く上での安全面の指導をしていただいた記憶があります。
こういうのって、入社したばかりだと右も左も分からないわけで…会社側が率先して、安全に対する意識を向上させなければ、働く人には分からないことだと思います。
会社が啓蒙活動をすることにより、会社としての生産性が高まり、余計な労災のリスクを高めることもなくなるのだろうと思いますが、いかがでしょうか?


ようやく週末を迎えますね。
ボジョレーヌーボーを飲まれていない方は、今晩ぜひ!トマトもぜひ!
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。


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