インシデント | こぶたのしっぽ

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インシデント 悪女たちのメス (講談社文庫)/秦 建日子
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読書の秋ということで、本をガシガシ読んでいます。

女子高生のさやかは、脳機能 iPS細胞再生手術を用いた世界初の

手術をうける。

誰もが手術の成功を確信する中、悲劇は起きた。

それは、医療事故か何かの罠か。

医者といってもピンからキリまでいて

悪い人もいれば、志の高い人もいる、入り混じっている。

で、それは医者に限らず他の仕事にも言えると思うのだけれど、

ただ、やはり人の命を預かる仕事なので、同じであっては

困るわけで。

そんな虚しさと絶望も感じられる作品で、

しかしながら、それでも最後は「志」を見せて

終わってくれるので、少し救われた気持ちにもなりました。