連続殺人鬼カエル男 | こぶたのしっぽ

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連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)/中山 七里
¥648
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口にフックをかけられ、マンションの13階からぶらさげられた

女性の全裸死体。

そばには稚拙な犯行声明文。

警察の捜査が進展しないなか、第二、第三と「カエル男」の

殺人が発生し。

街中はパニックに。

猟奇殺人を続ける、カエル男の目的とは?正体とは?


かなりショッキングな描写。

小説だから、文章だから表現できる恐ろしい残虐性。

読んでて恐ろしかったのですが、それにしても

二転、三転と、どんでん返しが続き、最後まで真相が、謎が

予想つかない展開を見せ、グイグイ読ませられる作品でした。

カエル男というタイトルと表紙とは裏腹に

非常にシリアスで、世の中の隙を突くような、実際あってもおかしくない

空恐ろしさを感じさせる小説だと思いました。