そして父になる | こぶたのしっぽ

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「そして父になる」を見てきました。

テーマがテーマなので、分かってはいたけれど、

一言では言い表せない作品でした。

自分がもし、その立場になったらどうするだろうかと考えてみる。

自分だったら、血の繋がりを選ぶのだろうか、考えてみる。

考えてみるが、やはり頭の中だけでは考えるだけではどうしても

どうしても限界がある。

で、映画なんですが、

劇中では、なにか結論を提示するというよりは、

取り違えという運命を背負っていまった二つの家族の

ある一定の期間を切り取った、

そんな描きかたに思いました。

映画が始まる前も、終わってからも、

これからも二つのかぞくの時は流れていき、生活は続いていく、

生きていく、そんな余韻が残りました。

映画のタイトルどおり、福山演じるエリートの道を歩んできた主人公が

本当の意味で父親になる、確かにタイトルにもなっているように

そこが実はこの映画の核となる部分でもあると思います。

前半と後半とでは、気付くと表情と雰囲気が違ってくる

主人公演じるの福山雅治に注目です。

劇場に観に行ってよかったです。