月光 | こぶたのしっぽ

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月光 (中公文庫)/誉田 哲也
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「月光」を読みました。

姉が死んだ。

誰からも愛され、優しく、美しく、真っ白な人。

同級生のバイクによる不幸な事故。

違う、姉は殺されたのだ。

姉と同じ高校に入り、一人の教師の協力を得て、真相を探り始めた妹・結花。

そこには覗いてはならなかった姉の秘密が・・・・。

う~ん、それなりに面白く読みましたが、どんどん先を読みたくなるほど

ハマるかと言うと、そこまでは行かないですけど。

でも、まあまあ・・・、

生徒と教師の秘密の恋愛から始まる、悲劇というか、

その辺がテーマのような気がするのですが、

人間、理屈だけではすまない部分と言うのは確かにあり、

それが悲しい結末に陥っていくとしても、止まらないというか

引き返せない、そこはもうしょうがないというか、

それが人間と言われればそれまでなんだけど、

という、そういうところを描いている作品なのかな、と思いました。

(あたまっち)