ブラックペアン 1988 (上)(下) | こぶたのしっぽ

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見たこと聞いたこと、感じたこと思ったことを、書いていけたらと思います。

ブラックペアン1988(上) (講談社文庫)/海堂 尊
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「ブラックペアン 1988」を読みました。

1988年、「神の手」を持つ佐伯教授が君臨する東城大学総合外科学教室に

帝都大の「ビックマウス」高階講師が新兵器を手土産に送り込まれた。

「スナイプAZ 1988」を使えば困難な食道癌の手術が簡単に行えるという。

腕はたつが曲者の外科医・渡海が、この挑戦を受けて立つ。

医者ものの小説です。

病院内部の外からは伺い知れない部分の描写が興味深いというか、

勿論フィクションでしょうから、多少は面白くしている部分もあるのでしょうが、

リアリティがあり、かつスラスラ読めて楽しめました。

一つ突っ込む所といえば、小説自体とは関係ない部分なのですが、

文庫本が(上)(下)に分かれている意味が分からない。

一冊が物凄く薄いのですが・・・・。

(上)(下)2冊合わせても、ちょっと厚みのある文庫より薄いのですが、

なぜ分かれる?

みたいな・・・。

それ以外はとくにツッコミどころは無く、面白い作品でした。

(あたまっち)
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