滅びし者へ | こぶたのしっぽ
- 滅びし者へ (集英社文庫)/志水 辰夫

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「滅びし者へ」を読みました。
陶芸家・長倉英臣の父の一周忌で石黒義彦は、英臣の娘・智子と再会する。
彼女との結婚を拒絶された無念さが義彦の陶芸への必死の修行を支えたのだった。
その法要の席で知り合った滋野弥生は、彼の出生について何か知っている様子だが。
その後、様々な事件に襲われる義彦は、自分の五感が異常に発達している事に
気付く・・・・。
この作品、序盤はどうなるんだろう、どう展開していくんだろう、と期待しながら
読み進めていったのですが、途中から、歴史や宗教的な考えなど、
情報量がどんどん膨れ上がっていき、自分はついていくのがやっとでした。
個人的に歴史が絡んでくる作品は苦手なので、最後の方は一生懸命というか
逃げるようにという表現が正しいかどうか分かりませんが、とにかく急ぐようにして
読みました。
苦手なら、途中で読むのやめればいいじゃんと思われるかもしれませんが、
なんとなく、昔から一度読み始めた本は、余程のことがないかぎりリタイヤせずに
読みきるのがポリシーなので、今回は久しぶりに一生懸命読みました。
ちょっと自分には難しいという印象の作品でした。
(あたまっち)

