翳りゆく夏 | こぶたのしっぽ

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翳りゆく夏/赤井 三尋
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「誘拐犯の娘が新聞社の記者に内定」


週刊誌のスクープ記事をキッカケに大手新聞社の20年前の新生児誘拐事件の再調査を開始する社名を受けた窓際社員・梶は、

犯人の周辺、被害者、当時の担当刑事、病院関係者への取材を重ね、ついに”封印された真実を


突き止める。


久しぶりに、うなるような面白さを感じさせる推理小説に出会いました。


最後まで完全に分からなかったし、よめなかった。


そういう着地点かあ~、!!と。


唸ってしまった。


すごい。


読み終わってからも、いや~やられたな、と。


江戸川乱歩賞を獲ったというのも納得だし、


しかも、作者が勤める傍ら、こういう作品を書いたというのも驚きで。


今現在も、小説1本ではなく、フジテレビに在籍されているとのプロフィールも、なんだかすごい。


それはそれで、置いておいて、久しぶりに重厚で面白い推理小説を読みました。


(あたまっち)