ホカベン ボクたちの正義/中嶋博行 | こぶたのしっぽ

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ホカベン ボクたちの正義 (講談社文庫)/中嶋 博行
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新米弁護士・堂本孝に5歳の娘を連れた母親が離婚相談に訪れる。


夫のDVを察知し奔走する堂本。


ところが依頼人は夫を刺殺してしまう。


保険金殺人?


依頼人は事実を語らない。


熾烈な法廷対決の果てに浮上した恐るべき真相とは?


堂本だけが最後に見た光景とは?


新米弁護士が主人公のリーガル・サスペンスですが、すごく分かり易くて、尚且つエンターテイメントとしても良く出来ており、難しい事を考える事も無くスラスラ読めてしまいました。


そして、読んだ後は、ついでに弁護士業界のこと、そしてその業界大変さが分かる(分かった気になる?)

感じも与えてくれますf^_^;


法廷での対決シーンも面白いですが、最後のどんでん返しも、そうくるか!?という。


女の怖さというか、したたかさのようなものも見せつつ、ただハッピーエンドで終わるのとは違う、


苦味がある終わり方も、個人的には好みでした。