- フィクサー [DVD]/シドニー・ポラック,ジョージ・クルーニー,トム・ウィルキンソン
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「フィクサー」を見ました。
ジョージ・クルーニー演じる主人公・マイケル・クレイトンの仕事内容は大企業の不利な内容を隠蔽する”もみ消し屋”。
ある日、彼は企業の隠蔽工作にとどまらぬ、巨大な陰謀に巻き込まれていく事に気付く。
この映画、邦題が「フィクサー」ということで、ジョージ・クルーニー演じる主人公が、フィクサー(揉み消し屋)としての仕事ぶりが中心に描かれる映画なのかなあ、と最初はイメージしていましたが、ちょっと違いました。
だからといって、パッケージに書かれているようなストーリーから想像するような社会派サスペンスかというと、そういう作品という感じも受けませんでした。
この作品の原題は「マイケル・クレイトン」。
これは、マイケル・クレイトンという一人の”もみ消し屋”に降りかかった事件と、その事件に関わる周りの人間を描いたドラマだと思ってみれば、非常に見応えのある作品だと思います。
原題のままでいったほうが、変に誤解した期待を持たなくてよかったのかも。
映画は、最初正直わかり易い展開とは言えませんが、そこを耐えて中盤を過ぎると、前半の分かりにくかった糸がほぐれていくかのように、スピードをあげて引き込まれていきます。
ラストまで見る価値は、一応あると思うので、見る人は前半の分かりにくい部分を我慢しつつ、挫折せず見て欲しいなと、思います。