- お産SOS―東北の現場から/河北新報社「お産SOS」取材班
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この本を読むまでは、少子化問題、お産の問題、言葉を聞くだけで漠然としかイメージしていませんでした。
少子化は、色々な要因が重なって深刻さが増しているんだと思われますが、
この本を読むと、少なくとも、お産を扱う現場、産院の現状などの過酷な現実を、垣間見ることができます。
この本は、東北の現場を取材した本なので、全国的にはどうなのか分かりませんが、少なくとも東北のお産を扱う病院は、かなり色々な面で深刻な状況なのがうかがえます。
これを読む限り、少子化、そして、お産の現場に明るい希望がさすのはもう少し先になるのかも知れないというのが正直な感想です。
もちろん、現場に携わる人達は、お産に最善の情熱をかたむけていると思います。
でも、それだけでは支えきれないギリギリのところまできている現状を、この本は伝えています。
少子化対策、少子化対策と、言葉はよく聞きますが、言われているほど対策が進んでいるのか、それともこれから具体的な成果が出てくるのか、分かりませんが、少しでも産院の現場、ひいては少子化の問題が少しでもいい方向に進めばと,、切に願います。