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三木聡監督作品ということに加えて、吉高由里子が出てるということで、これは絶対に見たかった映画です。
三木聡監督の作品には、日常の何気ない会話や、やりとりに、クスッと笑える、「ああ、そういうのある」みたいな、”いいとこ突くなあ”的な小ネタが散りばめられていて、それが結構好きだったりします。
その面白さにに加えて、東京を散歩する2人の男が、行く先々での出来事を通して、お互いをちょっとづつ理解していき、そして散歩の終わりが近づくに、切なさがこみ上げくる、そういう展開も見ていてキュンとなりました。
ゆっくり時間が流れ、しみじみとして、最後はちょっと切ない、私が見た三木聡監督の作品の中では、一番好きかもしれないです。
出てくる役者全てがいいんですよね。
特に、小泉今日子と吉高由里子が良かったです。
この2人と、オダジョーと三浦友和が食卓を囲んだり、遊園地に行ったりと、本当の家族みたいになるシーンがあるのですが、この一連のシーンがすごく好きで、家族っていうことの大切さみたいなものを間接的に考えさせられたりもしました。
そして、三浦友和、オダジョー、小泉今日子に混じって、堂々と負けないくらいの存在感とインパクトを作品の中で残す、吉高由里子はやはりすごい女優じゃないか?と、改めて感じました。
麻生久美子も「時効警察」のまんまでチラッと出てくるのがいいです。
あと、三木聡作品といえば、ふせえり、岩松了、みたいな感じですけど。
今回もやっぱり面白くて、なんか、やりとりをずっと見ていたい感じなんですよね(笑)
ふせえり、岩松了、松重豊の3人のシーンの最後の方は、”他の作品”とリンクさせてるような気もしたけど・・・。
とりあえず、過去の三木聡作品を見ていれば、「!?」となる、小ネタのシーンもはさまれていると思うので、他の作品を見てると、更に面白く見れるかもしれないです。
”他の作品”・・・・。
続きます。