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今敏監督の劇場4作目となる映画。
この映画を見て、人が見る夢や、妄想を映像化するには、アニメという表現はとても適してる手段ではないかと思いました。
人が寝てる間に見る”夢”の、なんでもありな映像を見事に描いている作品ですが、同時に、今監督の過去の作品「パーフェクト・ブルー」、「千年女優」、「妄想代理人」、を見るにつけ、監督は「現実」と「虚構」の世界、現実と夢の境目が分からなくなる、交じり合う、というようなテーマで作品をつくることが多いと感じました。
あと、この作品もそうだし過去の作品を見ても思うことだけど、一瞬「実写でもいいんじゃないの?」って思うくらいリアルに描かれている絵ですが、実写のようなリアルな描写の中に、実写ではできないアニメならではの動きや映像を入れることによって、アニメの表現手段のいいところを最大限見せ付けてるように思いました。
また、今監督の世界観をガッチリ映像化するマッドハウスもすごいなと思いました。
劇中の音楽も素晴らしいです。
今敏監督の作品は、どの作品も好きなのですが、これもまた好きな作品の1つになりました。