アイ・アム・レジェンド | こぶたのしっぽ

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「アイ・アム・レジェンド」を観ました。


”地球最後の男に希望はあるのか。”


というキャッチと、ザックリした設定とストーリーを読んで、すごく興味を持ったので観に行きました。


地球にたった一人生き残った男にかつてないドラマが待ち受ける、みたいな宣伝文句だったので、ドラマ性の強い作品をイメージして行ったのですが・・・。


映画の前半部分はなにやら謎めいた展開で、凄くドキドキしながら見てました。


人が全くいなくなったNYの風景は特に圧巻で、アスファルトの道路はあちこちひび割れ、ぼうぼうに草が生い茂っており、朽ち果てたビル郡、だれもいないその街はもちろんシーンと静まり返っており、その荒涼とした風景の映像は一見の価値があります。


そして、その誰もいなくなったNYの中を野生の動物(鹿とかライオン)が走り回ってたりします。


人類が絶滅したら、人間が住んでいた(支配していた)場所に普通に野生動物たちが入ってくるんだなぁ、というこの映像は、個人的には軽くショッキングでした。


考えてみれば、そうなのかもしれないけど、映画の映像が余りにもリアルだったので驚いたのです。


と、映画の前半部分のことばかり書いていますが、後半部分を書くとネタバレになってしまうので、観てない人のために伏せておくことにします。


話が進むにつれて、なぜ人類が絶滅の危機に瀕したのかなどが次第に明らかになっていくのですが、明らかになっていくにつれて、この映画を観る前に、この作品に抱いていたイメージと実際に見た映画の印象のあまりのギャップに驚いてしまいました。


映画自体は、別に面白くないというわけではないのですが(実際そこそこ面白いです)、


映画を最後まで観ると


”ああ、最後はそっちの方面に着地するんだ・・・”


って感じで、ちょっと違う意味でビックリしてしまいました。


ネタバレしないように書いてるので、意味が分からないかもしれませんが、スクリーンで観てもそんなに損はない作品だと思うので、興味があるかたはぜひ。