オリヲン座からの招待状 | こぶたのしっぽ

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「オリヲン座からの招待状」 を観てきました。


すごく「いい映画」でした。


久しぶりに映画らしい映画を観たというか・・・。


主演の宮沢りえ、加瀬亮、脇を固める役者、みんな素晴らしい演技を見せてくれます。


劇中の、ゆったりとした流れ、間、などは映画だからこそ可能な表現ではないかと思いました。


役者の演技が素晴らしいので、ゆったりとした展開の映画ですが、ダレることなくスクリーンに釘付けというか、集中力が途切れませんでした。


最後の方は、「あ、もう終わりが近い?」って思うくらい、早く感じられました。


映画のテーマの一つには「純愛」があると思うのですが、それは一人の人を精神的な部分で支え、愛し続ける一途な想いとして描かれているように感じました。


愛しているけど、これ以上は踏み込めない、そんな切なさも抱えつつ、心では繋がっていて、一人の人を愛し続ける、映画ではその部分がキッチリと描かれて、私は、映画の終盤、こらえ切れなくて泣いてしまいました。


個人的には、ノーマークで映画館に行き、観た映画だったのですが、結果、観てよかった、素敵な映画、というのが率直な感想です。


宣伝とかでは、この作品の良さみたいなのを伝えるのは難しいような気も(余計なお世話?)する映画なので、まず観てみるのが一番早いと思います。


スクリーンで観て損はない作品だと思います。