10/29に、ミクロとマクロに繋がり自分への制限を手放して望む人生をクリエイトするためのグループワークを開催いたしました。
参加者さんは横浜よりお越しいただきましたSさん。
どんな願いを叶えたいのかいくつか挙げられた項目の中の、素敵なパートナーが欲しいのにいざパートナーが現れるとしたら心から喜べないのはなぜ?という疑問から炙り出しがはじまりました。
〈恥ずかしいという一言に括られた様々な要因〉
心から喜べない理由はまずドキドキソワソワして恥ずかしいから。とのことでした。
恥ずかしいという言葉が何を指し示すのか自分軸が整う絵を使って読み解いていくと、境界線があいまいで、他人の感情や思いを受け取りすぎていることが心が疲れてしまう原因だと判明しました。
昔から人前で話すだけで目立ってしまうと感じていることや、自分の意見が相手にうまく伝わらず、言い直すことをしなかったご自身に対する悲しみが浮上しました。
恋愛だけでなく人間関係全般においても目立つことを嫌い、言いたいことが言えない自分に対する罪悪感が常にあるとのことでした。
〈人から思われる自分と本当の自分とのギャップ〉
ご自身の外見の印象からどっしりと構えていて自信があるように見えるとよく人から言われるそうなのですが、本当はとても怖がりで、人の目を気にする傾向が強いという自己矛盾を抱えていること。
若い頃から落ち着いた雰囲気だったため、言いたいことをポンポン言っていたら、生意気だと言われて素直な自分を出せなくなった経験をしたこと。
生意気という言葉に繋がる記憶は、無意識に人の気持ちになって考える癖に気がつくように導かれたものでした。
その癖は小さい頃から親御さんの顔色を伺うことが発端となっていて、人が何をどう考えるのか分析推測を立てることが当たり前になっていった経緯が浮かび上がりました。
まとめると、性格がとても怖がりで慎重に人の機嫌を伺う癖に加えて目立つことを恐れていること。
人から見られている自分と本当の自分にギャップがあること。
人がどう思うのか人の気持ちを受け取りすぎて自分に集中できなくなる。
自分らしさを表現できないため、人との距離が縮まることが怖い。
これらの思考パターンやコンプレックスが恋愛や人間関係全般に対する人への距離感に繋がり、人と深く付き合うことへの苦手意識を作り出していることが浮かび上がりました。
目立つことへの恐れや言いたいことを言えなかった悲しみなどの感情を手放し、コンプレックスに基づいた観念を焼却すると、もう人のことをそんなに受け取ったり考えなくていい、という言葉と共に、何もしたくないという本音が飛び出てきました。
〈本質とは真逆の恋愛をしていました〉
これまでの恋愛について振り返ってみた時、過去の恋愛ではいつもお相手に尽くしすぎてしまい自分が相手の人をダメンズにしてしまったのだけれど、本質の自分は男性性が強く、本当は尽くされることを望んでいる、という新たな気づきがありました。
人との距離をもちたい自分、あまり縛られず自由にいたい自然体な自分を受け入れてくれるパートナーと、心の深いところで繋がれるパートナーシップが理想との結論にいたりました。
〈自分が自分でいるために引っかかっていること〉
(バイオレットフレームの絵を見て)
やりたいことができておらず、自分が自分にウソをついている。お利口さんでいた方がいいと自らセッティングしたので、何をしたら楽しめるのかを引き寄せられない。
〈今の自分にとっての恋愛とは〉
(不死鳥の絵より)
自分がある程度出来上がってきたから、対人との関係は心が安定すると全部が回りだすと思う。一人でもできるけれど、二人の方が世界が広がると思う。
〈いただいた感想〉
まず、パートナーシップが話題として出てきたことに驚きました!
お仕事ではいろんな人にコミュニケーション能力が高いと言われるのですが、素の自分を出すことが苦手なので、自分に素直になってやりたいことを優先したら仮面が取れるかもしれません。
恋愛への興味は尽きず、パートナーが欲しいと思うのは、これまでは仕事と家事で生活がいっぱいいっぱいで心に余裕がなかったのですが、最近自分のためにお金や時間に余裕ができてきて、これまで向き合ってこなかったことにいよいよ向き合おうとしているかもしれません。
自分が何をしたら楽しいかにエネルギーを使っていたら仕事が入る気がします。
今回のイベントはパートナーシップがメイン課題となりましたが、自分という土台が整ってはじめて他者と向き合う余裕ができるという学びが大きかったと思います。
久しぶりの対面イベントでは絵を見て感じることから感情や記憶を引き出すだけでなく、途中で体のストレッチを取り込む新しいスタイルで挑みました。
体がほぐれてからは眠くなるぐらいリラックスできたようで、直観が鋭くなり記憶と感情の連鎖が早く、ハイヤーセルフからのメッセージが一発で受け取られるぐらいシンプルに明確になっていたので、体の状態を整えることも大事ということ。
絵を見て感じることから潜在意識にもぐると、五感が冴えて目には見えないエネルギーの温度や熱量に敏感になったり、心理状態が絵を見て一目で分かるぐらい客観視できるという発見がありました。
Sさん、ご参加いただきまして、ありがとうございました!

